S-12_menu_icon_AW

今作のショットガンはちょっと使いにくいポジションで落ち着きそうですが、特にダメなのがS12。何がダメって、良いところが何も無いんじゃあ……。

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ショットガンの威力と射程

SG DMG

今作のショットガンは全体的に威力減衰の開始点が早めに設置されています。今までのシリーズだと、弾が消失する限界射程の半分(16メートルの射程なら、8メートルから減衰が始まるなど)だったのですが、AWでは三分の一より速い段階で減衰が始まります。

そのため、全武器に共通してワンショットキルが取りにくく、思っている以上に近づかなくてはいけません。従来作をプレイしている人間からしてみると、ワンショットが取りにくい割には射程が長いように感じるはずです。

S12の特徴

S12はそんなショットガンの中でも最も威力が低いショットガン。射程距離そのものは大きな差がありませんが、最大威力15、最小威力10というのは過去のショットガンの中でも最低の値になります。

ワントリガーで発射される弾は全ショットガンで共通の八発。SMGで15メートル先の目標を撃った場合で命中率が50パーセント程度なので、腰だめ精度が半分以下のショットガンだと12パーセント以下。およそ一発程度の命中が期待できるわけですが、それだと10のダメージしかありません。マガジン全弾撃ち込んでも80ダメージと、射程距離ギリギリでは精確に撃ち込んでも体力を削れないわけです。

射撃場の一番近い的は8メートルの位置にありますが、これに全弾撃ち込んでも壊れない所を見て、あっ、察しってなりました。あの近さでもワンマガジン、ワンキルを取れない次点でこの武器の駄目さ加減が明確に現れていると思われます。

S12と他のショットガンたち

Tac-19、Bull-dogと今作のショットガンは三種類。S12に比べると、使いにくいとは言っても他のショットガンはまだマシです。

Bulldog_menu_icon_AW

特にBulldogは高威力、高レートで安定した戦いができる良ショットガン。なにせBulldogはS12の二倍の威力があり、セミオートながらも連射限界がS12と同じ420rpmに設定されています。420rpmといえば、秒間六連射ぽっち。これ位誰でもできるんですよね……。逆を言えば、S12は発射レートが同じながら、Bulldogの半分の威力しか無い訳です。

そりゃ弱いわって話です。

Tac-19_menu_icon_AW

一方でTac-19との比較ならば発射レート五倍で、威力が四分の一と、時間当たりのダメージ期待値は1.25倍。ワンショットキルがない分、中々健闘しているように見えますが、ここでネックになるのがマガジンの容量問題。威力が四分の一になってるのにTac-19に対してマガジンが1.33倍しかありません。Tac-19で二発キルの距離だと、全弾撃ち尽くしてやっとキルできる状態です。せめて1.5倍のマガジン容量があれば……、いやそれでも撃ち負けが発生するので話にならないけどね……。

SMG相手に八発も撃っていたら1.15秒も掛かります。そりゃ、普通に喰われますね。

SAC3_menu_icon_AW

SAC3の最小キルタイムは0.11秒ですし、KF5、ASMでも0.2秒掛かりません。腰だめの期待値を50パーセントとしてみても、0.5秒で溶かされてしまうのに……。今までSMGキラーとして閉所戦で活躍していたショットガンですが、S12はそれすら出来ないんですね。

ははっ、ワロス

というわけでS12はSMGの腰だめ縛りの方がまだマシというゴミなのだった。