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やたら続いてしまったSAC3の解説なんですが、今回のバリアント解説で終わりになります。SAC3が他のSMGと比べてユニークなこと、普段よく使っていることが長分化の最大の要因ですかね。

前々回:パーク立ち回り編 (色々と修正しました)
前回:アタッチメント編

SAC3の強いバリアント

SAC3はサブマシンガンにしては変わり種のポジションに位置するため、バリアントによる変化も他のサブマシンガンと異なっています。機動性は効果そのものが変化し、レートは他SMGより上下幅が大きめに取られています。

機動性

ADSできない武器故か、機動性の上下が、ADS速度の変化から、移動速度の変化に置き換わっています。これはショットガンと同じ変化で、一段階に付き2パーセント程度の移動速度上昇、下降が付きます。こちらは間合いを詰めるための補助ステータスとして役に立ちますが、ライトウェイトが単独7パーセント。オーバクロックが10パーセントのブーストを与えることを考えると、そこまで劇的な変化は望めません。優先度は低いです。

代表的なものとしてはエリートのBlood&Gloryに付いています。

レート

また先にも言ったとおり、レートによる変化の幅が他武器より大きく設定されています。説明書きにクラス最高の発射レートと記述があるので、それを鑑みて大きめに変化を付けているのかもしれません。他の武器の多くが、レートの変化に体感差が持てない一方、SAC3は目に見えてレートが向上しています。

他武器は発射レート上昇一段階で30RPM程度、二段階で90RPMから120RPMの変化ですが、この武器に関しては一段階で片側60RPM。左右合わせて120RPMも連射速度が向上しています。片側だけでも610RPMも出るようになるので、HBRa3などのアサルトライフル相手になら片方だけでも互角の撃ち合いができるという向上ぶり。また対アサミにおける有利不利が入れ替わるというのも大きな変化。

SAC3 TTK2
SAC3及び、SAC3にレート上昇が付いたもの、ASM1のキルタイム

小さなレート上昇に見えますが、これによって僅かに負けていた近距離ASM1の腰だめに優位を取れるようになるので、対ASM1での勝敗に大きく影響します。SAC3にとって最も重要なステータスはレートなので、これが上昇している武器をどれかひとつ入手しておきたいです。逆にレートがダウンしているバリアントは地雷になるので注意しましょう。

Misery&Company

SAC3 Misery Company

これが一番強いという訳では無いのですが、私が唯一持っているレート向上の付いたSAC3です。先の610RPMというデータはこいつから来ています。付帯効果はレート、及び機動力が一段階上昇。替わりに装弾数8発と操作性一段階を失っています。腰だめ専用なので操作性低下による腰だめ精度のダウンは痛いですが、レートの向上がそれを補って余りある強さを持っています。腰だめ精度6パーセントと引き替えに、発射レート10パーセントを得たと考えると、ラピファがデフォルトで付いているような物ですね。

ラピファを併用すると相乗的に発射レートが向上するのでかなり凶悪な火力を発揮できます。素の状態ですら1220RPMも出ているのに、ラピファ併用で1560RPMです。かなりぶっ飛んだ発射レートになっています。片側だけでも780RPMも出ているので、精々720RPMしかでないBal-27相手に余裕で撃ち勝てる数値です。それどころかSN6のような弱いSMG相手なら、片側だけで互角の戦いが出来てしまいます。なにこれ怖い……。

他のレート向上バリアント

エリートのBlood&GloryとエンリステッドのRapidがあります。強さの巡で言うのなら、Rapid > Misery & Company > Blood & Gloryです。

エリートのBlood&Gloryは機動力+2が付いて、目に見えて足が速くなるバリアント(の筈)。替わりに操作性マイナスが二段階付いて、腰だめ精度はデフォルトでラピファ並みにダウンしてしまいました。この効果が一長一短で、これならMisery&Companyの方が強いんじゃないかと思います。機動力は二段階上がっても4パーセントの移動力向上にしかならず、ライトウェイトの半分より少しマシ程度の効果です。対して二段階の腰だめ精度低下は確実に集弾性への影響が出てきそうなので、スコアストリークを狙うには、より立ち回りに気を配る必要がありそうです。通常バリアントより戦闘力は向上していますが、他のレート向上バリアントには及ばないと言ったところ。おそらく全体で三番手になります。

対してエンリステッドのRapidは、レート向上の替わりに機動力がワンランク下がっただけの最強候補のバリアントだと思います。SHGの設定値が適当で、同じレート一段階なのに効果が弱いとかでなければ、僅かな移動速度の替わりに腰だめ精度も低下しない、純粋な100RPMの火力増強なわけです。普通に考えて、エリートのBlood&Glory、プロフェッショナルのMisery&Company以上の強力バリアントだと思われます。Rapidはエンリステッドながら、必要なステータスのみが上がり、不必要なステータスのみが下がった強力火器です。エンリステッドだからと、結構捨てられてそう……。

レート向上が付いていない優良バリアント

Thunder&Lightning

SAC3 Thunder Lightning

マークスマン枠(300キルのチャレンジ)のバリアントです。デフォルトでアドバンスドライフリングの効果が乗っているので、通常バリアントよりは強い。レート上昇のバリアント入手までなら繋ぎで使っていけます。一見、威力低下が付いていて弱そうですが、この効果が発揮されるのは減衰しきったときのダメージ量。レンジ上昇によって、威力が低下してしまう距離は39メートルと相当に遠いので、そもそも腰だめで狙えるような距離じゃありません。前回30メートルの距離をスクショとして張りましたが、この距離でも威力低下の影響はまだ出てない訳です。デメリット殆ど無しに四発距離が向上するので、強くは無いですが悪くないバリアントです。

実用性のないバリアントたち

ここからは通常バリアントと同じ、もしくは通常バリアントの方がマシという地雷バリアント達です。

Pain&Suffering

もう一本のエリート。しょんぼりあんエリート。ダメージが二段階下がったことによって、17メートルから6発必要になるというモデル。腰だめの信頼性が下がるため、通常バリアントよりパワーダウンは否めません。替わりに向上しているのは精度と、アキンボには今ひとつなステータスで、反動が減ることにそこまで意味を見いだせません。これならマークスマンのThunder&Lightningの方が強いです。

SAC Need Round
SAC3及び、ThunderLightning、PainSurfferの必要弾数比較

威力低下が16.3メートルから影響するため、目に見えて必要弾数が多くなっています。相当に間合いを詰めていく立ち回りをする必要がありますが、そこまでして使いたいバリアントでもありませんね……。

その他地雷バリアント

ダメージが二段階上昇した替わりにレートが二段階下がったFire&Brimstoneです。アサルトライフルの延長で、最初はダメージが上がってるなら強いだろうと使っていたのですが、レートが二段階の減少が余りにでかすぎて撃ち負けが頻発。あえなく破棄処分されました。当時はまだサプライドロップの変化がよく分かっていませんでしたが、今なら言える。レートが下がっているからゴミなんだと。多分、片側500RPMも出てません。替わりに17メートルから30メートルの間も四発キルできるようになるのですが、レートが下がりすぎていて明らかに産廃です。

これよりはマシだと思いますが、同じ理由でCrime and Punishumentもむしろ弱体化してそうなので使わない方が良いと思われます。

あとがき

かなり長くなりましたがSAC3についてはこれで全部です。書きながら調べていると、色々とSMGのレートについて間違っている部分が多くて、それに関しては収穫だったかなぁと思います。次回はAMR9かMORSになる予定(持ってるエリートの関係で)。