MP11_menu_icon_AW

BO2ではデクスタリティ、GhostではAgilty。いずれもスプリント後の隙を小さくする効果を持ったパークですが、AWには同型のパークが存在しません。ですがMP11には最初からその効果が付加されており、走り回るスタイルには最適なサブマシンガンです。

MP11の詳細

MP11は初期武器の一つで、以下のような特徴を持ちます。

  • 威力は30-24-19
  • 発射レートが900RPM
  • スプリントからの復帰が0.1秒
  • しゃがみ時の集弾性増加ボーナスなし

他のサブマシンガンとのキルタイムを比較すると以下の様になります。

MP11 TTK1
MP11と他有力SMGのキルタイム(縦:時間、横:距離)

MP11の近距離キルタイムはサブマシンガン中最悪に近く、これ以下なのは残弾数35以下のKF5しか存在しません。尚且つ他サブマシンガンの全てが持つ、しゃがみ状態だと腰だめの集弾性が跳ね上がるという特性も存在しないため、他サブマシンガン相手に腰だめ撃ちでぶつかり合うのは著しく不利です。

一方で、スプリント後の隙が他サブマシンガンの半分という特性により、出会い頭の遭遇戦には強いです。走りからのADSも0.1秒速くなるため、近距離におけるキルタイムの悪さを補ってくれますし、中距離での撃ち合いならASM1にも引けは取りません。ガンホー無しでもガンガン走り回れるため、積極敵に敵の横やら、後ろを付く立ち回りには最適です。正面からぶつかるよりも攪乱、裏取りを得意とするサブマシンガンと言えそうです。

MP11のアタッチメント

クイックドロー、拡張マガジン、ラピッドファイア(グリップ併用)辺りが有力候補。アドバンスドライフリング、レーザーサイトは他アタッチメントの優先度が高いため、あまりお勧めできない感じ。

クイックドロー

腰だめ射撃もアサルトライフルよりは強いですが、ADS射撃を多用することがMP11運用の基本となります。スプリント後の隙が小さいことと合わせて、クイックドローを併用すれば、走りからの覗き込みが更に速くなります。サブマシンガンの中では最高の相性でしょう。

拡張マガジン

高レートにも関わらず、装弾数が32発と心許ない数字です。拡張マガジンはできるだけ付けたいところです。経戦能力もそうですが、やはり所持弾数が少なすぎます。SAC3ほどではありませんが、ストリークを一周させる前に高確率で弾切れを起こします。

ラピッドファイア

ラピッドファイアを使うことで、発射レートが1090RPMまで増えます。約20パーセントの向上ですが、無駄撃ちが増えるので、弾持ちが更に悪くなるのが欠点です。ADS時の反動も著しく増えるため、グリップの併用で相殺したいところですが、そうすると拡張マガジンなしになるのがやっかい。ラピッドファイアを採用するなら、プライマリーガンファイターを使った方が良いと思います。腰だめ撃ちの頼りなさも更に悪化しますが、元よりサブマシンガン中最悪なので、使わないと割り切った方がいいでしょう。

MP11のバリアント

ゴリアテ君最強。威力が凄まじく上がっているので言わずもがな。

バリアント一覧

今回比較するバリアントの一覧です。

  • Goliath(威力↑↑↑、操縦性↓↓↓)
  • Squeaker(レッドドットサイト付属、レート↑↑、精度↓↓)
  • Savior(レーザーサイト付属、レート↑、精度↓)

各バリアントのレート一覧です。

MP11 Rate

MP11の900RPMをベースとして、最高レートはMP11 Squeakerラピッドファイア込みの1350RPM。発射レートだけなら、SAC3のラピッドファイアに匹敵する数値です。

MP11 TTK2
MP11各バリアントのキルタイム(縦:時間、横:距離)

MP11 TTK3
MP11各バリアントのキルタイム(ラピッドファイア込み)

近距離のキルタイムはエリートのSqueakerが最速。遠距離においても威力三段アップのGoliathと同じくらいですが、精度差がかなり開いています。

MP11 Goliath

近距離の火力こそ通常バリアントのMP11と変化無しですが、12メートル以遠でのキルタイム短縮が著しいです。遠距離のキルタイムに至っては、KF5の強装弾とほぼ同じ。通常バリアントのアサルトライフルを大きく凌駕しており、集弾性もBal-27を勝っているため、圧倒的な火力を全距離に渡って行使できます。スプリント後の隙が小さいことも合わせて、他を圧倒する性能を持っているサブマシンガンでしょう。

ラピッドファイアとグリップを併用してさらに火力を増やせばまさに敵無し。腰だめ精度が更に悪化しているとはいえ、通常バリアントのアタッチメント選択と同じで問題ありません。必然的にプライマリーガンファイターを使っての拡張マガジン併用になりますが、ポイントを大量消費するだけの価値は大いにあります。実質、最強のサブマシンガンと言っても過言では無いでしょう。しかs、Squeakerは何度も出るのに、メインのPCでなぜか出ない……。

MP11 Squeaker

MP11 Squeaker

もう一本のエリートバリアントで、レートアップと精度ダウンが合わさって、無償のラピッドファイアが付いているような性能です。発射レートは1090RPMで、アタッチメント枠がレッドドットサイトで埋まっています。腰だめ精度の低下無しにレートが上昇しているため、近距離の性能は上がっています。

ラピッドファイアを付けてレートを更に上乗せするのもありですが、そうなると最早反動が酷すぎて手が付けられません。腰だめですらまともに狙えません。グリップだけを付ければ、MP11ラピッドファイア、グリップの必要ポイントが1浮いた状態に近いため、ちょっとだけお得な気分になれます。

通常バリアントから弱くなったわけじゃないですが、強くなったとも思えないのが……。もう一本のエリートに比べてハズレ感がかなりあります。

MP11 Savior

MP11 Savior

バリアントの傾向としてはSqueakerが一回り小ぶりになったようなステータスですが、かなり使いやすい状態で纏まっています。反動増加もグリップで相殺でき、全距離に渡って安定した火力を発揮できます。今作のレーザーサイトは微妙な性能ですが、無償のオプションとしてなら当たりの部類です。

MP11の能力を全体的に底上げした感じで、万人向けのバリアントと言えます。キルタイムもエリート二本の間くらいで遠近のバランスが良く、割とお勧めなバリアントです。

MP11総評

通常バリアントではパンチ力に若干欠けますが、エリートGoliathのポテンシャルが圧倒的です。

900RPM VS
MP11と同じ900RPMの武器のキルタイム

近距離こそ、他のサブマシンガンに及ばないものの、12メートルからのキルタイムはSpeakeasyを超え、遠距離に至ってはサブマシンガンとは思えない火力があります。巷ではSpeakeasyが強武器の代表格になっていますが、汎用性などを含めたステータスではGoliathの方が上回っているといっても過言ではありません。これに加えて、スプリント後の隙も小さいとあって、マップを駆け回るスタイルの人にとって、最大の武器になるでしょう。

反面、他のバリアントに関しては全体的に小粒揃いで、SqueakerやSaviorが存在するくらいです。Squeakerは反動の増加が凄まじく、誰にでもマッチする武器ではありませんし、ADS射撃を軸とするMP11にとって、反動が著しく増えるというのは致命的ともいえる修正です。それよりもMP11 Saviorの方が無難に纏まっており、Goliath以外ならば、まずお勧めしたいバリアント。

MP11はスプリントを多用したいオブジェクト系ルールでこそ力を発揮する武器なので、ライトウェイトと組み合わせて、縦横無尽に暴れたいです。