Tac-19_menu_icon_AW

強化パッチが入ったTac-19。威力50の射程が1.5倍になって、相当に強化されました。ワンショットキルも取りやすくなり、ようやく実用的な性能になったと言えます。書きたいことを書いていたら、また長くなったので二分割。三分割にはならないと……思う。

Tac-19の基本性能

  • 威力50-30の二段階
  • 7.5メートルまで最高威力を維持
  • 15メートルで弾が消失
  • 発射レート89RPM

AWのショットガンでは最高のダメージと、最長のワンショットキル射程を持ちます。謎の衝撃波が発生するエネルギー兵器。見た目はかっこいいんですが、決定打に欠けるのが短所でした。

Tac-19と過去作のショットガン

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Tac-19(AW)とR870(BO2)の距離別威力(縦:ダメージ、横:メートル)

パッチによって、過去作の優良武器クラスまで最高威力距離が増大し、距離別必要ペレット数も近くなりました。

Tac-19 R870 needpallut new

しかしながら、R870にはADSしたときに集弾性が立射の二倍になるという特性があります。Tac-19はADSしても立射等倍のため、こと集弾性に掛けてはR870には遠く及ばず、確殺力には大いに劣ります。なので、その辺りを踏まえて、敵を真芯で捕らえるようにしなければなりません。

2015-03-03_00003右から順に、立ち腰だめ、ADS射撃、しゃがみ腰だめ

連射能力は89RPMと極めて遅く、一発撃った後には42フレーム(0.67秒)の隙が発生します。サブマシンガン相手に正面対決だと、まず二発目は無いと思ってください。最もキルタイムの遅いMP11でも0.2秒なので、適当にばらまかれただけでも死にます。下手したら、スナ相手でもカウンターを喰らうので、ワンショットキル出来なかったときは、すぐさま回避に入りましょう。そのときEXOムーブを早く入れすぎると、コッキングをキャンセルしてしまって、次弾発射前にコッキングが入るという事故が発生するので、コッキングを済ませてからEXOムーブを使いましょう。

そう言えば、パッチ前のTac-19にはヘビーシールドを貫通してダメージを与えるという特性があったんですが、パッチ後削除されています。あれ、仕様じゃなくてバグだったんですね……。

Tac-19のカスタマイズ

アタッチメント

まず真っ先に付けたいのがアドバンスドライフリング。今作のアタッチメントは強力なものが多いですが、射程を1.25倍できるそれは多くの武器にとって有用なアタッチメントと言えます。ことワンショットキルが重要なTac-19には是が非でも付けたいアタッチメント。

次点はクイックドロー、レーザーサイトですが、どちらもアドバンスドライフリングほど重要ではありません。レーザーサイトは面積で20パーセントの減少しかなく、クロスヘア直径では11パーセント程度の減少幅しかありません。シリーズ最弱の腰だめ改善装備で、BO2のレーザーサイト比で半分の効力しかありません。BO2だと45パーセントも面積が減少するというのに、AWのレーザーサイトよっわいで……。

クイックドローはADS時間が半減とかなり強力ですが、ADSしても集弾性が上がらないという点で食指が伸びません。どちらかと言えばクイックドローの方がお勧めですが、ADSが重要になるのは、空戦をするときだけというのは覚えておいてください。一瞬、止まって撃つ方が素早く射撃できて、且つ精度が同じかそれ以上(しゃがみ腰だめ)と、行動としては少し強いです。

レーザーサイト、クリックドローどちらも無しで、他にポイントを回す方が良いかもしれません。

パーク

パークとしてはライトウェイトとロウプロファイルがまず必須レベルです。以前はロウプロファイルは要らないと思っていましたが、スレット関知が怖いので付けておいた方が無難です。ショットガンの場合、交戦距離が近くないと話にならないので、位置を予測されて待たれると、もう逃げの一手しかありません。UAVは絶対に使われるので、取り敢えず付けておいても腐りません。

パーク2の候補としては、ブラインドアイ、ガンホー、ファストハンドが上げられます。私もこの三つに関してはよく入れ替えているので、どれも一長一短あると思います。前まではスライディングを最大限活用できるガンホー一択かと思ってたんですが、最近は外してることが多くなってきました。

理由としては、

  1. スプリント後の隙が元々小さい
  2. 走り撃ちが期待できない
  3. スライディング撃ちの隙があまり減らない
  4. Tac-19は単射なので、慣性維持がそこまで重要じゃない

この四つです。順番に説明していきます。

スプリント後の隙が元々小さいというのはショットガンの特徴です。前作まではスプリント後、銃を持ち直すまでの時間がサブマシンガンと同じになっていましたが、AWではサブマシンガンの半分くらい(0.125秒)に設定されています。なのでガンホーで隙を消すメリットがあまりない。ガンホーを付けてストッピング(スティックをニュートラルに戻して止まる)するメリットがあまりない。元から隙が小さいので、なしでも大差ないです。

次に、走り撃ちが期待できないというものですが、これはパッチによって多少改善された項目です。ですが、ガンホーのペナルティは相変わらず強烈で、レクティル三倍が二倍になっても結局はガバガバなんですね。連射できるS12、Bulldogならまだしも、ワンショットキルに掛けるしかないTac-19では使うべきではありません。

次に、スライディング撃ちの隙があまり減らないというもの。あまり減らないというと語弊があるのですが、あえて隙が減らないという表現にしています。サブマシンガンのガンホースライディング撃ちが強い理由は、走り射撃からシームレスに移行できることが大きいです。さらにしゃがみ撃ちの集弾補正も入るので、なお強いわけです。ですが、ショットガンにはその補正が無く、おまけにスライディング始動後、0.25秒はレクティルが小さくなりません。スライディング中は、移動入力をしていないとしゃがみ静止扱いになるのですが、ショットガンだけは即座にしゃがみ扱いにならないということです。だったら、ガンホーなしのスライディングでも同じじゃないかというのが最近の考え。

四つ目の単射なので、慣性維持が重要ではないというのも、サブマシンガンと比較しての話になります。ガンホーの効力はスライディング後の慣性にも関わっていて、ありと無しではスライディング撃ちした後の挙動が変わります。有りの場合、発砲後も移動速度が維持されますが、無かった場合、発砲直後から失速します。これが着実に影響するのがサブマシンガンなどの連射が効く武器で、ガンホー無しだと、初弾を撃った直後にブレーキが掛かりますが、有りだとそのまま滑っていけます。撃ちっぱなしで間合いを詰められるので、腰だめの強いサブマシンガンだと必須のテクニックなわけですが、果たしてTac-19だとどうでしょうか?

Tac-19の場合、一発撃ったら、二射目は0.7秒後です。どのみちスライディングは終わっています。確かにキルしながら通りを滑り抜けるなどの利便性はありますが、それは撃ち終わった後に、ジャンプしてEXOダッシュを使えばカバーできます。慣性維持のためだけにガンホーを付けるというのも正直微妙な気がして、ガンホーが本当に要るのか、要らないのか、迷っているわけです。

一応、ガンホーを付けるメリットとして、コッキングキャンセルが簡単に使えるというのが挙げられます。ガンホーを付けて(ファストハンドは外して)、射撃ボタンと前進を入力し続け、後はスプリントとリロードを連打するだけで、元の射撃レート無視して猛連射できます。それこそBulldogよりハイレートで連射できます。走り撃ちの集弾性が改善されたので、若干実用性が上がったテクニックですが(この方法で連射すると、走り撃ち扱いになる)、やっぱり使う場面が少ないです。一応、ワンショットキルを逃したときに追撃としてドカドカ撃てますが、マガジン容量が6発しか無いので、弾切れになること必至。ついでに所持弾数が激減するので、多用するとスカベンジャーのお世話が必要になります。

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かなり弾が散るので使いどころが限られる

パーク3はできることならブラストサプレッサーを付けたいので、スカベンジャー先生を起用するのは遠慮したいですね。ぶっちゃけ、パーク2なしでも良いかなとも思うんですが、敵ストリークへの保険としてブラインドアイとか、セカンダリを素早く抜けて、走りながらリロードできるファストハンドを付けることが多いです。ファストハンドは一発ずつ装填するTac-19とは相性が良いですしね。

ちなみにスライディング中がしゃがみ扱いになるのは移動入力が無いとき、すなわちスティックがニュートラルのときだけです。スティックを惰性で傾けているとサブマシンガンにしろ、ショットガンにしろ、しゃがみ歩き扱いになります。移動入力があると、腰だめ精度は半分になるので、これでは意味がありません。スライディングの入力をしたら、すぐにスティックをニュートラルポジションに戻すよう癖を付けましょう。

EXO系、セカンダリー

EXOアビリティはEXOオーバークロックが最有力候補。ファストハンドを付けているなら、閉所での保険にEXOスティムもあり。TDMならEXOミュートも使えます。EXOムーブの音が押さえられるので、奇襲効果が望めます。

また、ショットガンは交戦距離がかなり限られているので、他の武器と違って、EXOランチャーやセカンダリーを持つ意味が大きいです。ポイントに余裕があるのなら、連戦時のカバー用にスパイクドローンやハンドガンがあると便利です。ハンドガンの候補としては中距離以遠が戦えるようにダメージ上昇の付いたRW1(Rail Driver、Xeno、Tempest、Typhoon、Spectrum)か、連戦時の対処用にハンドガンアキンボ系バリアント(Atlas45 Woo、MP443 Snappy)がお勧めです。無かったら、 PDWのマークスマン武器であるPDW Condensedですが、それも無いなら、ハンドガンは持たない方がいいです。

あと、オーバーキルで盾を背負うのも割と使えます。ただ、二ポイント分の価値が有るかは微妙なところです。その分をストリークに回したくなります。


次回、後編に続きます。