コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア [吹き替え版]

SHGの設立者がツィッターで過去武器の復活について示唆しました。どういう形での追加になるかは不明瞭ですが、近く投票によって復活する武器を決めるようです。今回は過去作に登場した各武器について紹介しようと思います。

過去作の武器

投票の対象として上げられていたのは以下の武器達です。

  • ACR
  • インターべンション
  • FAMAS
  • MP5
  • PP90
  • UMP45

全てMW系列で登場している武器なので、それに寄せた調整、それに似せた武器になるんじゃないかと思いますが、FAMASはBOにも登場していますし、BOベースになる可能性も微粒子レベルに存在するかもしれません。

というわけで、今回は過去作に登場した各武器について、過去作をプレイしたことのない人にも分かるよう紹介、解説しようかと思います。投票が行われるときの参考になれば幸いです。

ACR

ACR_menu_icon_MW2

ACRはMASADAとも呼ばれる次世代アサルトライフルの一種類です。初出はMW2からですが、実はMW2でも当初登場の予定はありませんでした。しかし、ACRの開発元であったブッシュマスターから軍用モデルのライセンス生産権を獲得したレミントン社が、広告の一環としてMW2に出演を打診。結果的にMW2で登場、比較的マイナーであったACRの知名度を一躍広めることになりました。

今でもCodシリーズは有名ですが、MW2当初の熱気は今以上のもので、ゲームによって広告宣伝を行うというレミントン社の狙いは見事なものです。以降、MW3ではACR6.8という名前でモデル違いが登場しています。

ACR (MW2)

先にも上げたとおり、初期の予定では登場させるつもりのなかった武器ですが、レミントン社が熱烈プッシュした結果、ゲーム内で登場することになりました。そのアピールの一貫なのか、ACR自身も中々強力な武器として調整されています。

まず最初に上げたいのはその低反動ぶり。AWにもAK12という低反動型のアサルトライフルが登場していますが、MW2のACRはそれに輪を掛けた低反動でした。AK12と違って横反動が殆どなく、AWでいうところのASM1 Rigorグリップくらいの超低反動です。遠距離の頭出しでもフルオートで狙えて、発射レート720RPMという凶悪なアサルトライフルでした。ちょっとレートが高すぎる気がしますが、AWでもそのまま登場できそうなバランスです。MW2は曰くアサルトゲーでアサルトライフルがどれも強力でしたが(F2000を除く)、ACRもその強武器の一角でした。

ACR 6.8 (MW3)

ACRは非常に使いやすく、MW2でも人気の武器でしたが、そのバリアントがMW3でも再録されました。それがACR6.8です。ACRは色んなマガジン、口径に対応した次世代型アサルトライフルでしたが、MW3に登場したときは6.8ミリ弾を使用したモデルです。

6.8ミリ弾は現在M16などに使われている5.56ミリ、MK14などに使われている7.62ミリの間を埋める目的で研究されている期待のホープ。なんですが、あまりに5.56ミリ弾の数が多すぎて迂闊に転換する事も出来ず、今だ5.56ミリと7.62ミリを併用しています。

そんな6.8ミリですが、近未来を題材にしたMW3ではACR6.8がやはり活躍しています。MW3は初期こそ大荒れの状態でしたが、落ち着くに従ってACR6.8が頭角を現した感じでしょう。6.8ミリ弾を使用しているからなのか、MW2のACRよりも高威力高反動になり、近距離は威力45、遠距離でも30あります。発射レートは700RPMまで下がりましたが、それでも高い打撃力でAKなどのアサルトライフルを上回っていました。

AWに出す場合は、固定レートだけど射程の短くなったHBRa3みたいな調整になるんでしょうか。反動的にはHBRa3程ではなかった気がしますが、MW3だとキックの武器パークがあるのでリコイル特性を今イチ覚えてません。

インターべンション

Intervention_menu_icon_MW2

CheyTac M200 Intervention。MW2にのみ登場しているボルトアクションスナイパーライフルです。発射レート50RPMのくっそ普通のスナイパーライフルです。次世代型の長距離狙撃用ライフルとして開発されていて、専用の弾道計算コンピュータ及び、データが付属しています。

AWにはMORSという高威力型のスナイパーライフルが存在しているため、それとの差別化が必要なわけですが、デフォルトでバリスティックCPUが付属しているとかですかね。MORSと違ってリロードが必要なので、そのまま突っ込まれてもMORSの下位互換になりそうです。

余談ですが、Cod Onlineでは名称がCheyTac M200という正式名称に変わっています。

FAMAS

FAMAS_menu_icon_MW2

FAMASはブルパップ型の代表的なアサルトライフルです。俗称トランペット(形が似ているから)。

ブルパップ型というのは、大まかに言って機関部が銃床部分に格納されている形式の銃で、こうすることで銃身を短くしながらも、十分なライフリングを施すことができ、取り回しと精度を両立できます。欠点としてリロードがしにくいとか、排夾部が近すぎて耳がおかしくなるとか、可変ストックが採用できないとか、色々と欠点も有りますが、近年はその辺りが大分改善されてきているらしいです。

そんなFAMASですがMW2を初出として、以降BO、MW3にも同型、あるいはモデル違いがそれぞれ登場しています。70年代からの製造になるので、仮にAWに登場した場合、80年前のくっそ古い銃の登場となります。MW3のチャマスは一応別武器なので紹介はしません。

FAMAS (MW2)

初登場のMW2では三点バーストの武器でした。発射レートは900RPM。AWのARX-160と同じですが、それとは違って威力が40-30と、中距離まで三発キルが狙えて、最低四発キルに収まっています。キル必要弾数といい、射程といい、ARX-160 Hole Puncherと類似した性能を持ちますが、残念ながらバーストディレイが0.2秒もあって、ARX-160のようなリズミカルな連射は出来ませんでした。

といっても当時はストッピングパワーという弾丸の威力を1.4倍にする強力なパークが存在し、全距離ワンバーストキルが狙えて、且つほぼ全距離で二発キルが狙える状態にできました。その辺りが当時の情勢とは違うので、そのままのステータスで再録されても、AWでは活躍できそうにありませんね……。

FAMAS (BO)

開発元が違うとはいえ、二作続けての登場になります。BOではMW2と打って変わってフルオートのアサルトライフルになり、900RPMという驚異的な発射レートを誇りました。BO初期には最強格の武器として幅を効かせましたが、パッチによって弱体化してADS速度など、取り回しの部分が下方修正されるという過去があります。

威力的には30-20と低めに押さえられていますが、AWでいうところのMP11に比べて全てに勝っているので、そのまま再録するには難があります。Bal-27 Infernoの高速レート部分が900RPMなので、三発キル部分がない代わりに、最初から高レートなInfernoと考えれば、まぁバランスが取れてない訳でも無いですが。InfernoがADS速度低下がついていることを考えると、本当によく似た武器なのかもしれません。

というわけで、次回後編に続きます。