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ハンドガンの中でも異色の存在であるRW1についてです。

RW1の詳細

RW1は中折れ式の高威力ハンドガン。体の各部位に倍率を持ち、スナイパーライフルのような武器設定になっています。

  • 威力は98-70-35
  • 頭部、胸部、腹部 = x1.4、x1.4、x1.1
  • 発射レート35RPM
  • というより給弾速度1.7秒

装弾数が一発しか無いため、一発毎にリロードが入ります。装弾速度は1.7秒かかるので、連戦は不得手。連射速度に関してはMORSにも劣る(MORSは次弾の装弾1.25秒)ので、一対多は絶望的に弱いです。

割とよく見る組み合わせですが、スナイパーライフルのサブには向かないと思います。確かに一対一のときの確殺能力は魅力ですが、スナの弾がカス当たりした場合の追撃に使いにくいという欠点があります。現状、PDW Condensedの方が遙かにお勧めです。

どちらかと言えば、遠距離に対処できないショットガンのサブ向けに見えますが、バリアント変化なしだと部位ダメージ込みでも、ワンショットキルできる距離が15メートルまでと、確殺できる距離がややもの足りません。

aw rw1 damage

ダメージが上昇したバリアント

RW1は通常モデルだと少し頼りないので、基本的にはそのバリアントを使うことになると思います。特に部位ダメージ倍率が上昇して、ワンショットキルできる部位が増えたバリアントが一本は欲しいところ。

  • Rail Driver(エリート、ダメージ+3、精度-3)
  • Xeno(プロフェッショナル、ダメージ+2、射程-1、操縦性-1)
  • Prototype(エンリステッド、ダメージ+1、射程-1)
  • Tempest(エンリステッド、ダメージ+1、精度-1)
  • Typhoon(エンリステッド、精度+1、操縦性-1)

以上の五本が部位ダメージの強化されたバリアント達。どれも頭部と胸部の倍率がx1.5になっており、中威力の距離まで頭部、胸部のワンショットキルが狙えます。

Rail Driver(エリート)

ダメージが三段階上昇していますが、ワンショットキルが狙える部位、距離は一段階と何ら変わらないというちょっと残念なバリアント。一応、胴体下部の倍率がx1.4に向上していますが、70を四割増ししても98なので、ワンショットキルは取れません。それでいて精度のマイナスが三段階と、サイトの揺れはかなりすごいことになっています。酔っ払いが持ってるんじゃないかというレベル。ちゃんと狙ったはずなのにカス当たりということが度々発生するので、あんまり優秀とは言えません。

aw rw1 rd

大昔、Nintendo64のゲームで007ゴールデンアイという傑作FPSがあったのですが、それに出てくる武器を彷彿とさせる黄金のハンドガンです。ゴールデンアイは今考えると武器バランスなんか知ったこっちゃねぇ!って感じの荒削りすぎるゲームでしたが、四人対戦でわいわいやるには最適で、あのお祭り感こそ今のFPS界隈には足りてない要素なんじゃ無いかと思ったり。ああいうゲームが出ないものか……。

Xeno(プロフェッショナル)

ダメージ+2が付いていると言うのに、上記Rail Driver同様、ダメージの上昇が無駄になっているバリアントです。特にこいつの場合は胴体下部のx1.4倍ボーナスも無く、純粋にダメージ+1と同じ状態です。

ぶれの増化がない代わりにワンショットキルができる距離が縮んでいて、最長25.9メートルまでとなっています。大体IMRがワンバーストキルできる距離と同じくらい。射程距離は思っている以上に短いので注意が必要です。そしてスプリント後の隙が1フレーム程度悪化しています。

Prototype(エンリステッド)

上記Xenoの上位互換。同じくワンショットキルできる距離が縮んでいるのが欠点ですが、スプリント後の隙がない分Xenoを上回ります。XenoとPrototypeの二択なら、Xenoを選ぶ理由がありません。

プロトタイプって聞くと強いイメージがある不思議。

Tempest(エンリステッド)

腹部x1.4がなくなったRail Driver。その分、サイトの揺れは軽減されており、無駄の無くなったRail Driverとも言えるポジションです。確かに火力は落ちてますが、どうせワンショットキルが取れないならほぼ同じ。なので、Rail Driverより普通に優秀だと言えます。

Typhoon(エンリステッド)

まったくダメージに関わる記載が無いのに部位ダメージが増化しているというバグ持ちバリアント。精度上昇が付いているので、サイトの揺れが押さえられており、こと射撃能力においては他バリアントより優れています。

この手のバグってかなり初期から色々ありましたが、どれもこれも修正されていません。もう、仕様ってことで通すんでしょうかね。まぁ、実害があるわけでもないですし、それはそれで良いかなって思います。

それ以外のバリアント

以下、部位ダメージが上昇していないバリアントの一部です。基本的には上記バリアント達には及びません。

  • Holiday(エリート、ACOG標準装備、射程+2、精度-1)
  • Spitfire(マークスマン、射程+1、操縦性+1、精度-2)

Holiday(エリート)

ACOGが標準搭載された変わり者のバリアントです。射程が二段階伸びているので、通常バリアントよりは胸部ワンショットキルできる距離が伸びます。ただACOGサイトが役に立つような武器ではないので、上に付いているサイトをもぎ取りたくなります。

Spitfire(マークスマン)

必ず貰えることが最大のメリットですが、必要な精度が失われていて、且つ意味の殆ど無い射程増加が付いています。射程増加は一段階だと中威力の射程増に留まるので、HSしたときのワンショットキル距離が僅かに伸びるだけです。通常のRW1に比べても強くなったとは言いがたいです。

RW1の総合評価

AWのセカンダリは全体的に弱いですが、RW1に関してもその例から漏れません。アキンボという隠し球もなく、Atlas45 WooやMP443 Snappyのような辺りのバリアントも存在しません。同じバグ付きバリアントと言っても、RW1 TyphoonとPDW Condensedでは潜在能力に大きな差があります。バリアント選別込みなら、Atlas45 Woo > MP443 Snapy > PDW Condensed > RW1 Typhoonって所だと思います。

他のハンドガンも素の状態では弱いですが、RW1に関してはバリアントによる伸び幅も今ひとつ。及第点のバリアントは数多く存在しますが、積極的に装備したいものではありません。野良で使ってくる相手が殆ど居ないことが、RW1の実用性を物語っています。RW1に関しては威力周りが強化されたバリアントでようやく使えるかなってレベルだと思います。

腰だめ精度も決して良いとは言えないですし、ADS速度の差こそあれ、近距離戦の強さでもMORSと大差ない気がします。勿論中距離以遠ではMORSの方が強いので、スナ装備でもポイントを割く価値があるかというと……。

それでも使うなら、アタッチメントとしてはワンショットキルの距離を伸ばせるアドバンスドライフリングが安定。RW1には専用のスコープアタッチメントが存在しますが、正直何が違うのか分からない……。ACOGと大差ない。

あとちょっとした小技として、RW1は撃った直後にリロードすることで、次弾の発射を少しだけ早めることができます。といってもごく僅かで実用性は殆どありませんが、一応銃身の跳ね上がりモーションを1フレーム程度削減できます。