BFHL_Armoredinsert

歴代シリーズがそうであったように、ハードラインにも部位ダメージの概念があります。それによる武器毎の変化、内部補強材への影響力についてです。

部位ダメージ

歴代シリーズ同様にBFHにも部位ダメージが存在します。

部位ダメージ倍率
部位 ダメージ倍率(%)
頭部 200
頭部(スナイパーライフル) 235
胸部 100
胸部(内部補強材付き) 50
100
腹、足 93

ヘッドショット時は二倍のダメージが入るので、多くの武器でキルタイムを縮めるチャンスです。相手が逃げ出すチャンスをなくせるので、基本的にはヘッドショット狙いで撃つことになります。BFシリーズには弾の拡散率が存在するので、遠距離の相手ほど、ヘッドショットの影響力が大きくなります。

メカニックのガジェット内部補強材は、胴体へのダメージ倍率を50パーセントにするという凶悪な効果があります。APトレーサー、スラグ弾、マグナム弾で無効化されるようになりましたが、相変わらず強い装備品です。

ちなみに近接攻撃と、ショットガンはヘッドショットボーナスがありません。近接の場合は、75ダメージか100ダメ固定。

オペレーター

注目したいのはM16A3、M416、ARMの最大威力が28であることです。カービン系の多くは(AKS74uを除く)最大威力25で、どちらも四発キルで一見意味が無さそうに見えるのですが、ここに部位ダメージが関わってきます。

威力28の場合、足に当たっても26.04と四発キルが取れますが、25だと23.25になってキル必要弾数が一発増えてしまいます。近距離での撃ち合いになると、兎に角先に当てた方が有利なのは明白で、手足に流れ弾が当たっても四発キルであるアサルトライフルと、胴体に当てないと五発キルになってしまうカービンでは大きな差があります。なにせ体の半分は下半身ですし、拡散値の問題でどうやっても弾は逸れます。

また、キル必要弾数が増加したとしても、元の発射レートが高い分だけ悪い影響が少ないという利点もあるので、散々Buff、Nerfが掛かってもM16A3、M416がトップ武器である理由の一端です。内部補強材を使われた時のキルタイム悪化も抑えることができます。

ちなみにAKMも下半身ヒット時33.48ダメージで、足ヒットでも三発キルが取れます。AKMはAPトレーサーありでも威力が低下しないので、対内部補強材への解答になります。逆にAPトレーサーなしで内部補強材と撃ち合うと、発射レートが低い分だけキルタイムの悪化が大きく、ちょっと不味いことになります。AKMを使うなら、APトレーサーは必須かもしれません。

メカニック

K10を除くと、手足に当てるとキル必要弾数が増える武器ばかりです。ただし、多くの武器は発射レートが高めに設定されているので、多少キル必要弾数が増えても影響が軽いのが救いです。発射レート=正義。

K10の場合、nerf後も狭いマップでは結構使われていますが、これは近距離腰だめ撃ちをしたときに手足ヒットで必要弾数がおおきく変わらないというメリットがあるからです。それでいて胴体の場合13メートルまで最速クラスのキルタイムでと、弾をばらまくことに掛けては他の追随を許しません。

エンフォーサー

ショットガン

ショットガンはバックショットの場合ヘッドショットボーナスがありません。ただし、下半身に当てたときのダメージ低下は発生するので、なるべく上半身を狙う方が良いです。といっても弾が拡散する関係上絶対はないのですが。

スラグ弾を使用した場合はヘッドショット時のダメージボーナスがスナイパーライフルと同じになります。といっても、ヘッドショットしたときのワンショットキル距離が僅かに伸びるだけですが……。実用的なスラグの使い方が、SPASでドカドカ撃つことなので、あんまり関係ないかなぁと思います。

バトルライフル

エンフォーサーのバトルライフルは威力が43あるので、手足に当ててもキル必要弾数が変わりません。ただし最低威力は25なので、遠距離の相手に撃つときは五発キルになる可能性あり。遠距離の相手には慌てて撃つよりも、ヘッドショット狙いの方が確実なときが多いです。ヘッドショットなら二発でキルが取れるので、止まっている相手なら、逃げ出す前に止めを刺せます。

バトルライフルの最高威力は、内部補強材相手でも21.5ダメージと五発キルに収まります。アサルトライフルであるM416の場合、内部補強材でダメージ半減になると、キルタイムが0.5秒近くまで落ちこみますが、バトルライフルのFALなら0.35秒で済みます。バトルライフルはAPトレーサー弾による威力低下が発生しないという特徴がありますが、そもそもバトルライフル自体に内部補強材には多少耐性があるわけです。FALの場合、アクセサリー枠にストックがあるので、APトレーサーなしでも問題ないのかもしれません。

プロフェッショナル

プロフェッショナルのメインウェポンであるスナイパーライフルは235パーセントと少し多めにヘッドショットボーナスが付いています。そのため、セミオートスナイパーライフルの最高威力はバトルライフルと同じ43ダメですが、頭に当てれば51メートルまでワンショットキルが取れるというのが特徴です(ただし、SOCOM16だけは20メートル位までしかワンショットキルが取れません)。

胴体撃ちするならバトルライフルを使った方がいいので、セミスナを使うのならヘッドショットを狙っていくのが基本でしょう。遠距離でもヘッドショット一発+どこか一発でキルが取れます。発射レートが低いこと、リコイルの戻りが遅いことなど、欠点が多いので、胴体三発キルを狙うよりは、こちらの方が良いと思います。

一方、ボルトアクションの方はScout Elite以外に胸部ワンショットキルが設定されています。ただし内部補強材相手だとワンショットキルが取れなくなるのが、大きな欠点です。R700かAWMなら、マグナム弾を使うことで、内部補強材を無効化することができますが、これら二つの銃はコッキングがすこぶる遅く、.300 Knockoutに比べると見劣りしてしまうのが辛いです。

結局、コッキングの早いScout Eliteでヘッドショットを狙うのが一番なのかもしれません。Mac10はかなり優秀なマシンピストルなので、もうそれで良いかなぁと思います。