序盤から役に立つトリケラトプスのステ振り、活用法などについて。
トリケラトプスとは
白亜紀末期の草食恐竜で、特徴的なフリルと三本の角を持ち、創作の世界でも頻出しているかなりメジャーな恐竜です。最近の研究によれば、トロサウルスとのシノニム(同一種の別名)であることが示唆されており、一時期話題になりました。
トリケラトプスは自分の身を守るための鋭い角と、強固なエリマキを持ち、新しい植物を咀嚼するための歯とくちばしを持っていました。というのも恐竜たちの絶滅が迫る白亜紀末期になると、ジュラ紀に大勢を占めていたシダ植物、針葉樹は新しく生まれた被子植物に優位を奪われ数を減らします。地上は現在と同じく花をさせる植物が大勢を占めます。旧来までの植物を食べていたジュラ紀までの草食動物の多くは姿を消しまたし、生き残り達は花が咲かないような北方へと追いやらました。白亜紀というのはティラノサウルスを始めとした恐竜進化の到達点でもありますが、すでに個体数の減少は進んでいたわけです。そんな中で比較的温暖な地で生活し、進化した植物を食べることに適応した種がトリケラトプスでした。
野生のトリケラトプス
ARKに登場するトリケラトプスは川の側や、海岸の側など、島の全域に渡ってかなりの数が生息しています。群れていることも非常に多く、仲間意識が強いので、迂闊に手を出すと連鎖的に戦線が拡大します。よくディロフォサウルスやラプトルが、トリケラトプスの集団にたこ殴りにされているのを見かけますが、プレイヤーにおいてもそれは変わりません。序盤、トリケラトプスと戦うときは、周囲に他のトリケラトプスが居ないことを確認する必要があります。
一発でも手を出すと、猛牛のように突っ込んできますが、巨体が災いして簡単にスタックするので、無力化することは難しくありません。一発の攻撃力はそこそこありますが、ノックバックが大きくて、連続攻撃を喰らいにくいので、正面から殴り合ってもまぁ勝てるでしょう(装備次第ではありますが)。
テイミング
広範囲に生息しているため、Lvの選別がやりやすく、結果的に高レベルのトリケラトプスを見かける機会も多いはずです。トリケラサドルのアンロックが比較的早いので、早期に一匹捕まえておくことで、今後の助けになるでしょう。
好物はメジョベリー(紫)。カルノタウロスの卵から作ったペットフードを好みます。ナルコティックはLv.1の個体相手で20個程度必要になります。ベリーだと100個です。
トリケラトプスの運用
突出した部分は少ないですが、安定した戦闘力とベリーを高効率で刈り取る特性を持ちます。適当な草むらに攻撃を繰り返せば、各種ベリーがごっそり手に入ります。今まで手作業で集めていたのが馬鹿らしくなる位の効率。
トリケラトプスの野生種はMovementにステータスを振りたがる傾向にあるので、高レベルのもの程、足が速い傾向にあります。高レベルのものを捕まえたら、Movementに全振りしていたというのも珍しくありません。
ステータス | 初期値 | 上昇幅 |
---|---|---|
Health | 375 | 160.4 |
Stamina | 150 | 15 |
Weight | 330 | 10 |
Melee | 32 | 5.88(18.4%) |
Movement | 100% | 5% |
Torpor | 250 | 15 |
序盤だとこいつの戦闘能力は馬鹿にならないので、戦闘用にビルドするか、農耕用にビルドするかでステ振りが若干変わってきます。ただし、どちらに使用するにしても、初期のスタミナ値に不安があるので、ある程度ヘルスを振って安全圏に乗せたら、スタミナを重点的に伸ばすとストレスが軽減されます。
戦闘用
ヘルスを振って要塞化、のちにスタミナを上げて攻撃回数を稼ぎます。Meleeダメージも欲しいですが、それは最終段階に入ってからです。トリケラトプスに乗って戦うときに重要なのは、ノックバックを上手く生かすことなので、攻撃力は後回しで構いません。
野生のトリケラトプスは突進して角攻撃をしてきますが、ラプトル相手ならそれでも問題なくとも、カルノタウロス以降の強力な肉食相手には悪手です。それだと無駄に被弾するだけなので、基本は後退しながら戦うことになります。ノックバック攻撃を繰り返して、敵を寄せ付けないようにすれば、一方的に攻撃を当てられます。ただし、スタミナが無くなってしまうので、十分にステ振りしていないと息切れしてしまいます。
完全に特化していれば、ある程度の育成からティラノサウルス相手でも勝てるようになりますが、攻撃力の差がかなりあるので、必然的に厳しい戦いになります。メイトボーナスがあれば大体勝てるので、雌雄のトリケラトプスを揃えるのも一考かもしれません。
一匹を戦闘用に、一匹を農耕用にしておいて、戦うとき側にいて貰うだけでも大分違います。
農耕用
基本的にはこちらの使い方がメインになると思います。ベリー集めに特化するために、スタミナ、重量をメインに振っていきます。ベリーは数が集まってくると総重量が馬鹿にならず、初期ステータスのWeightだとあっという間に一杯になります。木の伐採をしない分、マンモスよりは余裕がありますが、理想としては400前後の値が欲しいです。
農耕用にビルドしても、初期のステータスがそこそこ優秀なので、ラプトルくらいなら余裕ではね除けられますし、序盤の収集用としては非常に優秀な存在です。まずこれを持っているかどうかで、序盤の滑り出しが全然異なるので、なにより確保しておきたい存在です。
中盤以降、マンモスを揃えられるようになると、お役御免になってくるのですが、マンモスに比べて足が速いので、出先でベリーを集めるために連れ出すには最適です。テイミング中の恐竜を守りつつ、ナルコベリーを現地調達できるので、荷物持ちも合わせて、牛馬のような働きをしてくれる恐竜です。