Enki 30分で逃げ切るホラー : げぇむはしりがき

8月1日にリリースされたホラーパズルEnkiのプレイ感など。XboxOne向けの動画が公開されていますが、実はあれで全要素だったりする……。予想以上にこじんまりとしたゲームです。

ゲーム概要

敵の姿が出てこないスメル系ホラーゲームです。敵が徘徊していて逃げ回るなどの要素も無し。ランダム配置されたキーパーツを集めて、脱出するだけのゲームです。ランダム要素を売りにしているようですが、ランダムなのは僅かな部分だけです。

持ち時間が設定されているので、恐らくは30分経ったらゲームオーバーになるんでしょうが、どういう展開になるのかは謎です。一回目のプレイはゲームオーバーじゃなくて、ゲーム自体がクラッシュして終わり、二回目にはあっさりクリア出来たので、ゲームオーバーを見ることなく終わりました。

すごく簡単。外敵がいないので、棚とか足下とかを丁寧に探索すれば詰まるような所はありません。Homesickに比べれば遙かにヌルゲー。むしろエラー落ちの方が敵かもしれない。

また、設定周りはすごく簡素です。せめて感度設定くらいあっても良かったかなぁ、とは思います。まぁ、戦闘要素はまるで無いので、センシが適当でも全く問題なかったのですが、設定周りは実にさっぱりしたものです。

ビジュアルとか

ビジュアルは及第点。現行機の水準は満たしていると思います。ただし、PC版でもグラフィックの設定は解像度と垂直同期だけです。

薄暗い廊下(敵が出てきそうだけど、出てきません)

謎の釜(攻略にはなんの関係もありません)

謎の石像(これがEnkiなのか？)

攻略について

基本的には重要なアイテムを集めて指定の場所にはめ込むだけです。アイテムとして確保できるものと、手に持てるだけのものがあります。手に持てるものはバイオみたいに観察できるのですが、一つの例外を除いてなんの意味もありません。本を開いたら鍵が入っていたとか、箱が開けられるとか、後ろにパスワードが書かれているとか、そういう要素はまるでなし。

イラストが付いている黄金のメダルで、金庫の前に集めておくと良いです。後ろに数字が書かれているので、最終的には必要になります。

アイテムリスト

最初の部屋の鍵: 最初の部屋から出るための鍵
半月のメダル: 金庫を開くために必要

祭壇の鍵: 金庫の中に入っている鍵。祭壇の部屋の扉を開く。

鉄の杭 x4: キリスト像付きの扉を開ける

黄金の鍵 x3: 焼却炉の部屋を開けるための鍵

最後の鍵: パスコード付きの扉の先にある。最初の部屋から外に出るために必要。

謎解き

正攻法で攻略する場合は、上記全てのアイテムが必要になります。

ただし、半月のメダルと祭壇の鍵は無くてもクリア可能なときがあります。他は全て入手する必要ありですが、ヒューズが早い段階で入手できた場合、パスコード付きの扉を総当たりで調べれば、鉄の杭や黄金の鍵も要らないのかもしれません。

近くに何かしらのヒントがあるので、それを参考に進めれば問題ありません。ちょっとファンタジーとか、オカルトを囓っている人なら、尚更詰まることは無さそうというか、無駄知識を利用してノーヒントで解けます。

エンディングとまとめ

途中、ヒューズが見つからなくて残り30秒になってしまいましたが、二回目であっさりクリア。エンディングも簡素なもので、雨の中を走り去って終わり。

犯人が出てきて襲われるとかを想像したけど、そんなことは無かった

最終リザルトに見つけたアーカイブの数などが表示されていたので、全部見つけていたら違ったエンディングになったのでしょうか？エラー落ちしているので、もう一度見る意味も無いかなぁとスルーしてしまいました。

というわけで、最終的なゲームの評価ですが、すごく微妙。

悪くは無いけど、褒める部分が見当たらないといった感じ。犯人像はまるで伝わってこないですし、背景がもう少し鮮明になっていないとホラーとしては評価できないです。ついでにパズルに関しても特出したものはないですし、正味倍のボリュームは欲しかったところです。すぐにプレイしたいというホラー好き以外は、セール待ち安定です。

次のホラーゲームはZombi Uの移植ですかね。でもあれってホラーなんだろうか。

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