Ark Gigantopithecus

見た目ゴリラだけど、ゴリラよりでかい。それがギガントピテクス。というか、どういうことなの……。テイムは大変なんですが、地味に有能君で万能選手なの。

ギガントピテクスとは

ark hone giga

ゴリラ近縁の霊長類で、現存するゴリラに極めて近い謎の生き物です。どれ位謎かと言われると、歯とあごの一部しか見つかっていないという。アンドリューサルクスと同じで、実はなにも分かっていない生き物です。全長は今のゴリラより巨大とされていますが、実は頭がでかいだけという可能性も……。

主食は笹とされていて、一説によればパンダとの生存競争に負けたために絶滅したとか、しなかったとか……。

sasakutteru

現代のパンダは竹林の側に住んでいるものの、間氷期に入って食物が豊かになったこともあり、熊らしく肉も食べる雑食性になっているらしいです。氷河期の際に竹で飢えを凌いでいたパンダとギガントピテクスですが、熊科のパンダには勝てなかったんですね……。

UMAのビックフッドはギガントピテクスの生き残りじゃないかという胡散臭い話もあります。

野生のギガントピテクス

本来は竹林の側に棲息していることが適当そうなんですが、ARKの世界においてはそんな気配もないです。棲息範囲は広く浅く、リポップが広範囲に広がっており、高山部を除けばどんな場所にも低確率でもポップします。反面、出現率は低めに設定されているようで、ここに行けば必ず居るというような生物ではないです。

草食性の生き物なので、積極的に攻撃を仕掛けてくるタイプではないですが、餌付けの最中にだけは異様に攻撃的になるので注意。

テイミング

イクチオサウルスと同じように気絶させずにテイムするタイプです。最終スロットにベリー類をセットし、近づいてアクションボタンを押します。基本はこれだけなんですが、餌付け中は非常に警戒心が高くなり、少し触れるだけでも反撃してきます。この点が向こうからすり寄ってくるイクチオサウルスとは大きく異なる部分で、通常のテイムに比べてむしろ難易度が高くなっています。なにせギガントピテクスは頭部に2.5倍の部位ダメージを持つので、麻酔矢の5、6発もあれば大抵気絶します。普通に気絶を取ってテイムする形だったら、もっと楽だったのにと何度思ったことか……。

ギガントピテクスのテイミングはヒットアンドウェイが基本です。付かず離れずの距離を保ちつつ、タイミングを見計らって急接近、ベリーを与えてさっさと離れます。テイム中でものっしのっし歩き回り、急停止、急旋回を繰り返すので、接近する時間は最少を心がけましょう。通常テイムの生物に比べて、テイム中に掛かる拘束圧が強いので、テイム中はほぼかかり切りになるでしょう。特に高レベルのものをテイムする場合には、失敗しない事前準備が必要となります。場所によっては、第三者による横やりも十分にあり得るので、安全にテイムするのなら囲いのある場所まで誘導するのが一番ですが、遠すぎる場合は現地に囲いを作るのも一考です。

与えるベリーは毎度おなじみのMejoberry(紫)が一番です。他のベリーだとTaming Effectivityが5割増しで減少するので、高レベルのものを手に入れたいのなら最低Mejoberryを使いましょう。有効なKibbleはTitanoboa Eggを使ったものですが、Titanoboa Eggのためには洞窟に籠もる必要が出てきます。Kibbleの効果は通常の8倍速でテイムゲージが溜まることなので、経験値や他資源の入手などを鑑みると、洞窟に通って卵を溜める方のも十分にありでしょう。というか、私はそうしました。

Ark Kibble Kibble(Titanoboa)
= Titanoboa + Mejyoberry(x2) + Fiber(x3) + Longrass + Cooked Meet Jerky

ギガントピテクスの運用

テイム方法がやや特殊なことに加えて、その運用特性も他生物とは異なります。

  1. サドルなしで乗れる
  2. 頭防具を付けられる

サドルの制作コストは初心者には多少厳しいので、これでテイムが楽だったら、序盤のおすすめテイム候補だったんですが……。頭防具は通常サドルより遙かに強いものが簡単に用意できるので、結構強力な特性です。上位の恐竜系と違ってダメージ等倍で撃たれ弱いという欠点があるので、それをカバーする意味でも重要です。

ステータス

Healthの伸び率はかなり高く、めきめき成長してくれます。反面、カルノ等の中型以上の恐竜と比べて、部位ダメージの軽減能力に劣ります。全身33パーセント防御を纏って、且つ頭部の弱点がないカルノに比べると、Healthを削られやすいという欠点があります。Healthの回復速度は限定的なので、その点をカバーするためにも、最低限なにかしらの頭装備を持たせておきたいです。

そんな撃たれ弱いギガントピテクスですが一方で、高い攻撃力とノックバック能力を持っており、存外優秀なアタッカーです。攻撃力に関してはアンキロサウルスと並んで、草食動物トップタイを誇ります。またその攻撃に関しても、アンキロの尻尾攻撃より発生が速く、騎乗時に上手く使えば、格上の相手にも完封勝利が狙えます。そういう点ではトリケラトプスに似た乗り心地を持ちます。トリケラトプスに比べてスタミナの初期値が高く、相対的にHealthやMeleeを上げやすいので最終的なステータスとしては高めになると思われます。アルファラプトルを一方的に倒せるので、レベル上げ自体は結構楽です。

機動力も思いのほか高く、水中移動も陸生生物の中では最速クラスで、地味にびっくりするような泳ぎを見せてくれます。

資源集め

ワンダリングをONにしておくと、近くの草まで移動してファイバーを集めてくれる機能があります。今まで死に能力だったワンダリングにも利用価値が出てきた訳ですが、変な所で使うとどこかに行ってしまうので……。ちょっと大変ですが、広範囲に渡って柵で囲うとかしないと有効活用は難しそうです。基本PvEじゃないと使えません。

ark ena wand

草食性の騎乗可能生物の例に漏れずベリー狩りにも使えます。攻撃範囲もトリケラトプスと同等レベルなので、効率よくベリーを集められます。スタミナが高めなので、息切れしにくいというのも長所です。反面、Weightがやや物足りない。

まとめ

草食動物の中では屈指の戦闘能力、機動力と、優秀な生産力を併せ持った優秀な生物ですが、出現箇所とテイミング難易度もそれに応じて高いです。草食動物では最後の関門ですが、利用価値も高いので上手く使っていきたいです。