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オープンベータ中のスターウォーズバトルフロント。取り敢えずカンストのLv5まで上げて、全武器アンロックしてみたあとでの感想。

スターウォーズバトルフロントとは

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チャンバラ君が襲ってくるゲームです。

長らくシリーズが途切れて、何度も開発が頓挫したんじゃないかと言われていたSWBFシリーズ最新作。アメリカの国民的映画スターウォーズをモチーフにした対戦ゲームです。版権取ったのにいつまで経ってもリリースしないとかアメリカじゃよくあることですが、スターウォーズの新作映画に合わせてなんとか発売に至った模様。実際の開発期間は不明瞭ですが、制作告知からは相当経っている気がします。

ゲーム性など

無反動の銃火器、連続キルを抑制するオーバーヒートシステム、強力なビークルなど、非常にカジュアルな作りになっています。曰くバカゲー、お祭りゲーに近いゲームです。

シンプルで癖の無い操作周りと、単純明快なマップで、この手のゲームをやり慣れていない、やったことのない人の入門向けにはピッタリです。ある意味キャラゲーだからこそのバランス調整なんでしょう。近年のFPSなどは下手に競技性を重視しすぎているきらいがあるので、こういうゲームがもうちょっと流行っても良いかなぁ。

FPSとTPS

このゲームは操作キャラクターの視点になるFPSと、操作キャラクターをを後ろからカメラが追いかけるTPSが混在しています。オプション画面から変更できて、次回リスポーン時に反映される仕組み。

岩陰に隠れながら、向こう側から来る敵を確認できたりするので、基本的にはTPSの方が有利です。撃ち合いにしろ、索敵にしろ、FPSにするメリットはなさそう。

マップアイテム

マップにトークンが落ちており、これを入手することで戦闘機が呼べたり、ジェダイになれたりします。トークンの効果は非常に強力なので、歩兵で真面目に戦うより遙かに貢献できますし、スコアがうなぎ登りになります。そのため、一部強力なトークンに関しては奪い合いになっています。仕方ないね。

その他、固定砲台もありますが、これも強力なのでマップアイテムを回収しまくるゲームになっています。ちなみにジェダイ変身はぶっこれ程の戦闘力は無いので、上手く活用するには味方との連携が重要そう。攻めに使うよりはブラスターをはじき返せる盾としての役割の方が重要な印象です。

二つのゲームモード

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ベータでは二つのゲームモードが遊べます。どちらもオブジェクト系ルールで、小規模なマップのドロップゾーン、大規模なマップのウォーカーアサルトです。どちらも一長一短ではありますが、ドロップゾーンの方が分かりやすいので、始めはドロップゾーンの方がお勧めです。というか、ウォーカーアサルトがベータ向きのルールじゃないし、説明不足の感があります。

ドロップゾーン

空から振ってくるポッドを確保。その数を競うというルール。ポッドの位置は決められた地点からランダムに選ばれ、回収するためには一定時間ポッドを守る必要があります。落ちてきたポッドの側でアクションボタン長押しでポッドが自勢力側になります。この状態で敵からのアクセスを一定時間防ぐと1ポイント。

10分でポイントをいくら稼げるのかのゲームですが、すでに決着が付いている状況でもすぐに終わらないのは如何なものか。あとリスポンがちょっと不安定。ポッドを回収後、限定武器が三つ展開されるのですが、あんまり強くないので空気気味。

ウォーカーアサルト

反乱軍と帝国軍ですべき行動が異なるゲームモードです。それ故にルールを把握している味方が多いかどうかで状況がおおきく変わります。帝国軍の攻撃兵器AT-ATが反乱軍の基地へと進軍中で、AT-ATを破壊できれば反乱軍の勝ち、できなければ帝国軍の勝ちです。

通常時のAT-ATはシールドに包まれて無敵状態です。つど三回反乱軍のYウィングが襲来し、帝国軍のウォーカータンクを攻撃します。その際にのみウォーカータンクのシールドが外れ、各種攻撃が通るようになります。Yウィングの攻撃時間は通信機の状態で変化するので、それまでは通信機を巡っての攻防になります。BFでいうところの変則型のラッシュみたいなルールです。

このモードでは多種多様なビークル、固定砲台が登場しますが、どれも非常に強力です。歩兵が霞むレベルで強いので、これの運用が勝敗を分けます。パルス砲台、爆撃要請はAT-ATの攻撃に際して有用で、戦闘機を使えば映画のように足を絡め取って倒すことも。AT-ATの周りを無防備にグルグル回るので、敵がちゃんと守りについていると撃墜されるのがオチですが、一発逆転のチャンスはあります。それらを駆使してAT-ATを攻撃しないと反乱軍に勝ちの目はありません。慣れてる味方ならわりと五分五分な印象ですが、ルールを理解していない味方の数が影響しない分、帝国側が有利な仕様です。最悪、敵がAT-ATを攻撃してこなければ、適当に撃ち合いをしているだけで勝てます。

まとめ

要素が少なくて飽きやすそうなのが欠点ですが、現状そこまで危惧するような出来ではありません。シンプルに要素を詰めてきているので、強烈な地雷にはならず、同時にコアなファンが付くようなゲームになりそうもない。強いて言うのなら、スターウォーズファンがコアとして定着するかもしれないスメルゲーって雰囲気がします。現状なら良ゲーの括りに入れてもよいと思いますが、正味毒にも薬にもなっていない印象。

前にテストプレイヤーがリークしていた情報では開発が相当ヤバイという話でしたが、思ったより手堅い作りになっていて、ひとまず安心して良さそうです。動作もグラフィックの割に軽くて安定していますし、なかなか良質なキャラゲーかもしれません。ただし、ピックアップ系がちょっと強すぎる気がするので、もうちょっと戦闘力を下げても良いかなぁ……。