2015-11-20_00006

私が多分一番使っているだろうPerk1オーバークロックと、スペシャリストの仕組みについて。

※この記事は古い情報です。変更点については、スペシャリストに纏わる変化を参照してください。

スペシャリストのシステム

スペシャリストのゲージはシリーズでいうところのサポートに該当する技能で、稼いだスコアの分だけゲージが蓄積し、スコアストリークと違って死んでもリセットされません。また時間経過と共に増化していき、キルカメを見ているなどの状況を除いて、毎秒4ポイントが入ります。1分で240ポイント、2分で480ポイントです。

ゲーム時間が3分を切ることは殆ど無いので、なにもしなくても何かしらのスペシャリストは発動できるわけですが、これに加えて自身で稼いだスコアの分が加算されます。従来までのサポートストリークもそうですが、BO3のスペシャリストはアクティブに動いてポイントを稼ぐ、チームに貢献するプレイヤーにとってプラスとなる仕組みです。動くプレイヤーほどスペシャリストが溜まりやすく、能力を発動する機会も多くなります。

スペシャリスト毎の必要量は以下の通りです。

Specialist Weapons Data
Specialist Point
グラビティスパイク 1080
スパロー 1080
テンペスト 1080
ウォーマシーン 1080
アナイレーター 1200
H.I.V.E. 1200
サイス 1200
リッパー 410
ピュリファイヤー 1200

Specialist Ability Data
Specialist Point
オーバードライブ 550
ヴィジョンパルス 1080
グリッチ 550
キネティックアーマー 1024
コンバットフォーカス 1080
リジャック 710
サイコシス 550
アクティブカモ710
ヒートウェーブ 710

自然増加は通常毎秒4ポイントなので、チャージに1080ポイント必要なグラビティスパイクは、自然増加だけだと4分30秒掛かるわけです。棒立ち状態でもドミネならおよそ二回程度は使える計算になります。現状、スペシャリストの効果には有効度にかなりの開きがあって、使えるものはとことん使えるけど、使えないものは本気で使えません。その辺り要調整な部分ですが、組み合わせるスペシャリスト次第でオーバークロックは非常に役立ちます。

オーバークロックの効果

オーバークロックはPerk1に該当する装備で、時間経過によるスペシャリストゲージの蓄積量を35パーセント増加させます。毎秒4ずつ蓄積されている自然増加が5.4に増化し、1分で324ポイント、2分で648ポイント入ることになります。時間換算だと550ポイントのスペシャリストで30秒、1000ポイント越えのスペシャリストで1分程度のチャージ短縮が見込めます。

時間経過以外の加算には反映されませんが、その性質上長丁場になりがちなオブジェクトルールではより大きな効力を持ちます。マッチの開始から10分経過したとき、オーバークロックの有無だけで840ポイント分の差が付くので、発動できるスペシャリストの回数にも直結してきます。スペシャリストを一回、あるいは二回多く使えるだけでも、キルを稼ぎやすくなるので、上位のスコアストリークを呼び出すチャンスも増えるでしょう。

展開に左右されるスコアストリークと違い、ある程度安定してスキルが発動できるので、戦績の安定化にも寄与しますし、数を撃てるだけで確実に戦闘力が増すというのが最大のメリットです。ベータのときには最強のリジャックを一回多く撃てるので、非常に重宝しました。リジャックで死なないからスコアストリークが繋がる、ストリークが繋がるから更にスコアが伸びてリジャックがすぐに溜まるという悪夢。

その性質上、タイミングを選ばずに使えるスペシャリストとの相性はいいですが、タイミングを選ぶスペシャリストはポイントが無駄になりやすいです。同様に小回りの利く小型のスペシャリストとは相性が良く、大型のスペシャリストとは少しだけ相性が悪いです。またスペシャリスト自身の能力が貧弱だと、いくら数で補えても貧弱であることは変わりないという点に注意が必要です。要するにスパローとか、アナイレーターとか……。

お勧めのスペシャリスト

そもそもが強力で、オーバークロックと組み合わせるに適したスペシャリストについてです。

サイス

Scythe

超火力のミニガンを装備します。必要となるスコアが1200と重いですが、非常に強力なスペシャリストで、オーバクロックを併用すればTDMでも二回以上撃てたりします。近接戦闘に少し脆さが見られますが、取り敢えず発動してでも活躍できるポテンシャルの高さが魅力です。

ドミネだとオーバークロックの増加分だけで800程度は稼げるので、サイスをプラス一回できるわけです。これを一回でも多く使えれば、それだけで戦果が変わってきます。折角自然増加分を増やしても、使える回数が増えなければ意味が無いので惜しまずに積極的に活用し、マッチ終盤にはスコア調整を意識しましょう。

H.I.V.E.

bo3 hive

五個まで仕掛けられるトラップですが、守りに使うには非常に強力。またスペシャリスト終了後もトラップが存続するため、これでキルした場合は次のスペシャリスト発動に繋げられるという最大のメリットがあります。ゲージ蓄積効果のオーバークロックと組み合わせると、相乗的にゲージが伸びやすくなります。交戦中でなければ取り敢えず裏取り潰しにばらまけて、ゲージが無駄になりません。

ただ、一つの問題として、途中でラウンド変更があるドミネーション等ではタイミング的に無駄になりやすいことが上げられるでしょう。コストとしてもやや重めで、自身がリスポーンするとトラップが消失することもあり、少々安定感に欠けます。

ピューリーファイアー

purifier

やはり単体の能力が高いことが強みです。飛び回りながら一吹きするだけで敵がばったばったと倒れるのが凶悪無比。即座に発動しても腐ることが少ないですし、取り敢えずこれ単体でもH.A.T.R.に繋げられる経戦能力を持つのが魅力です。TDMで一回多く回せれば、追加で3キル位は上げられます。DOMだと一人で守りの敵を掃除できるので抜群の突破力を誇ります。ガチガチに固められている状況でも、スモークを焚いて突撃すれば食い破れる可能性があります。一刻も早く旗を取り返さないとまずいという状況は往々にしてあるので、これを少しでも早く使えるようになるという意味でもオーバークロックとは相性が良いです。

グリッチ

bo3 glitch

危険な交戦を回避する能力で、オーバークロックと組み合わせることで、かなりの高頻度で使えます。味方と一緒に行動することを心がけていれば良い感じにおとりになることもできますし、不意打ちや角待ちにも対処可能。発動タイミングを選ぶ部分がありますが、ゲージが溜まったら前のめりに敵をキルする、意識的に敵を誘い出すように行動すれば無駄なくアビリティが使えます。

上手く使えば確実に事故を減らし、スコアストリークが途切れにくくなるので、非常に有用なアビリティです。恐らくは初期から使えるスペシャリストでは一番強い。欠点としては、ある程度使い方を習熟する必要がある点でしょうか。発動タイミングを狙いすぎてもアレなので、コストが軽いことを生かしてバンバン使う方が良いです。

サイコシス

bo3 psychosis

複数の囮を展開して敵を攪乱します。閉所で使うのが効果的で、逆に一本道では効果が薄い。敵の位置を確定させたり、一対多でのデコイなど幅広い使い方ができます。必要スコアが軽量なのも魅力の一つで、オーバードライブ、グリッチと並んで最軽量の部類に入ります。それでいて動的にスコアを増やせる攻撃的な能力のため、3回使ってH.A.T.Rに繋げるとか、そういう使い方もできます。

ディフェンシブな行動、咄嗟の回避に使えないのが欠点ですが、攻めに使うには最適です。UAV、敵の足音などでタイミングを測れば、容易に活用できるでしょう。動的にこれを使って撃ち負けるということはまず無いので実質1キルは取れるスペシャリストです。1回ないし、2回程度使える回数が増えるので、オーバークロックとは抜群の相性を誇ります。

まとめ

AWのEXOアビリティと違ってBO3のスペシャリストは結構な影響力を持ちます。その必要ポイントをコンスタントに伸ばせるオーバークロックも強力なパークですが、何分組み合わせるスペシャリストに依存してきます。最も万人向けなのはサイコシスで、次いでピューリーファイアーが使いやすいと思います。スペシャリストの活用次第で戦況が変わることもあるでしょう。