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通常とロングバレルを付けた場合との射程の変化をグラフにして比較してみました。

ロングバレルについて

MW3以来登場している射程を伸ばすタイプの装備品です。BO3では武器毎に変化が結構異なるので注意が必要です。

武器毎の変化量
レンジ1 レンジ2 レンジ3
アサルトライフル
(KN-44を除く)
+100% - -
KN-44 +13% - -
Kuda
Weevil
Pharo
- - +25%
VMP
Vesper
Razorback
- +25% -
ショットガン - - +13%
ハンドガン +13% +13% +13%

AWの同型アタッチメントアドバンスドライフリングは一律25パーセントのレンジ増化でした。それに比べると大体弱くなっているんですが、アサルトライフルに限って距離が二倍になるという大盤振る舞いをしています。

武器ジャンル毎の詳細

アサルトライフル

BO3 AR TTK ver1.11

アサルトライフルノーアタッチメント状態でのキルタイムです。KN-44以外は大体35メートル付近から威力減衰が発生します。ロングバレルはKN-44のみ13%、それ以外のアサルトライフルでは+100%の効果を発揮します。大口径とは相性が良く、組み合わせることが良くあります。

BO3 AR TTK with Longbarrel

KN-44は持ち味である近距離を強化するわけですが、近距離のレンジが伸びるのはKN-44とハンドガンのみ。そういう意味では希少なタイプなんですが、伸張する距離が2メートルに満たないのでパンチ力に欠けます。結局、レーザーサイトを付ける方が確実性が高い気がします。

一方で他のアサルトライフルは射程が倍になります。70メートルというとFringeでギリギリ使うかどうかという距離なので、実質射程が無制限になったも同然です。マップによっては35メートルでも十分なので必要ないこともありますが(Exodusとか)、基本的には付けておいた方が良いです。KN-44以外の武器にとっては、アサルトライフルの嗜みみたいなアタッチメント。

サブマシンガン

BO3 SMG TTK ver1.1

アサルトライフルに比べて入り組んでいるサブマシンガンのキルタイムチャートです。効果自体は最終レンジを+25%で共通なんですが、それが使える部分なのかどうかで、アサルトライフルより勝ち組、負け組に分けられた印象です。

BO3 SMG TTK with Longbarrel

比較的有用そうなのはVMP、Weevil、Vesper辺りでしょうか。これら三本のサブマシンガンは共に20メートルから30メートル付近に最終レンジが存在し、これを伸張させるロングバレルの体感効果が大きいです。

VMPはKudaよりミドルの火力が長続きするようになり、30メートル付近まで5発キルが取れるようになります。ポジション的にもアタッチメント枠的にも、ロングバレルを採用する最有力候補です。一方、Weevilもサブマシンガンに必要となる距離での戦闘力が増化しますが、元の戦闘力が低いというのが少々問題。Vesperは弾数勝負の武器であるため、上記二つに比べるとやや体感効果が薄いし、拡張マガジンが必須アタッチメントなので、アタッチメントの枠が厳しいといったところです。

逆にロングバレルを付ける意味がない武器としては、流石にその距離では撃ち合わないだろというKuda。そしてバースト故にあんまり意味の無いPharoになります。Kudaは5発キルのレンジが60メートル近くまで伸びますが、完全にスナイパーライフルの距離ですし、リコイルの強さ的にも交戦自体が推奨されません。Pharoはロングバレルを付けてもワンバーストキルの距離が変化しないので、あんまり意味がないです。

最後にRazorbackは5発キルの距離が75メートルまで伸びます。実質威力減衰が一段階無くなるようなもので、ロングバレルなしのアサルトライフルになら優位が取れるものの、ロングバレル付きのアサルトライフルにはキルタイムが0.5秒程度劣ります。相手次第で戦えなくもないのですが、今後アンロックが進んでいく過程でロングバレル付きのアサルトライフルは増えていくでしょうし、ちょっと将来性に乏しい気がします。

ショットガン

BO3 SG TTK ver1

ショットガンのキルタイムです。ロングバレル付きだと下のようになります。

BO3 SG TTK with Longbarrel

注意したいのが、有力となる交戦レンジは変化せず、かすり当たりが増えるということです。KRM-262、Argusはワンショットキルの距離は変化せず、それぞれ3発キル、2発キルの距離が伸びます。Arugusなら二発キルを期待して付けるのもありですが、あんまり優先度は高くないと思います。

セミオートの205 Brecciは3発キルの距離、フルオートのHaymaker12は4発キルの距離が伸びます。205 Brecciは2発キルが強力なのであまり必要ないですが、Haymaker12は立ち回りとも合致しているのでできるだけ付けた方がいいです。

というのもHaymaker12は近距離戦になると弱くなるというシリーズ初かもしれない訳の分からないポジションにいるショットガンで、下手に間合いを詰めるとサブマシンガンは元よりアサルトライフルにも撃ち負けます。なので10メートル前後の距離で弾をばらまきながら回避運動をするのが良いわけですが、こうなってくると遠方の相手に多少でもダメージが通る方が撃ち勝ちやすくなるわけです。とはいえ、205 Brecciでも同じ事ができるので、現状Haymaker12自身がかなり微妙なポジションかもしれません……。205 Brencciは距離を詰めて良し、回避優先でも良しと相当優秀なショットガンなので、余裕があればロングバレルを付けておく感じでしょうか。

ハンドガン

BO3 HG TTK ver1.1

BO2からすると大分レンジが伸びた気がするハンドガンです。全てのレンジが13%増加するので、他武器と違って近距離戦重視でも採用できます。ただし、割合上昇なのがネックになってきます。

BO3 HG TTK with Longbarrel

ワンバーストの距離が伸びるRK5は、実際は伸張される距離が短すぎて体感効果がまるでありません。付けるのなら比較的長距離でも戦えるMR6で使うべきですが、何分デュアルとは排他的な存在で、共存できないのが問題だったりします。

現状、ハンドガンのアタッチメントなら火力が倍になるデュアル一択に近いです。仮にデュアルより優先して装備するとなると、ショットガンのサブに持つとき位です。

まとめ

ロングバレルの効果的な武器としては、

  • KN-44以外のアサルトライフル
  • VMP
  • Weevil
  • Vesper
  • 205 Brencci
  • Haymaker 12

これらに関してはマップや立ち回りと相談して優先的に装備する価値があると思います。アサルトライフルは大口径との組み合わせも強いです。

どの武器も近距離の火力は強化されないので、もっぱら広いマップ用のアタッチメントになったと言えそうです。BO2やAWだと近距離のレンジを伸ばす目的で使っていた印象がありますが、そういう使い方には適していないと思います。