2016-02-04_00002

ADSは遅いけど、火力そこそこ、レンジそこそこ、精度そこそこというVMPについて。強いんだけど、各方々にそれを上回る武器がいて、結局大成できていない印象。初めてレジェアタッチメントが一つも無かった……。

基本ステータス

VMP スペック
項目 数値
※2/1時点でのものです
ダメージ 30-23-19
射程距離 12m-24m
発射レート 900RPM (RF: 975RPM)
キルタイム 0.2秒-0.333秒
ヘッドショット倍率 1.1倍
装弾数 40発
ADS 0.25秒
ADS(Sprint to) 0.267秒
Sprint Out 0.3秒
ADS移動速度 85%
ADS移動(射撃時) 80%
腰だめ精度 2.25 - 4.25

初期からの変更点は以下の通り

  • 反動が僅かに増化
  • ADS時間が増加(3F)
  • 腰だめ精度が悪化(2→2.25)

12/14のパッチでADS、走りからのADSがアサルトライフル並に遅くなる一方、初期武器のKudaがグリップ要らずの反動になってしまったので、それ以来めっきり影が薄くなりました。その後、走りからのADSだけが0.3秒から0.267秒へと2フレーム短縮される上方修正が掛かりはしましたが、やっぱり往年の強さは失われました。

BO3 KN-44 TTK

今現在、Vesperと比べられてしまうと全距離に渡ってキルタイムが負けており、且つADS速度でも劣り、集弾性でも劣ります。Vesperに対する優位性が、デフォルトでVesper+拡張マガジン並の経戦能力があるというだけで、一対一で戦うならVesperより優先する理由がありません。

KudaとVesperならまだ使い分けが効きますが、VMPとVesperだと用途が被りすぎていてあからさまに力不足を感じます。KudaやPharo相手になら四発キルのレンジを生かしてまだ戦えますが、最強のサブマシンガンであるVesperとの相性が悪すぎます。そんなわけでVesperの出てくる野良の戦場では評価しにくい武器になっています。

またアサルトライフルのKN-44にも近距離のキルタイムで劣っていて、且つ集弾性でもやっぱり負けている。機動力の差はありますが、静止ADS速度もクイック無しだと同速ですし、この辺りがぱっとしない印象の原因です。一応12メートルから24メートルまでのキルタイムでは1フレーム程度勝っていて、クリティカルヒットを出せれば勝てるんですが、なまじランダムのブレがあるのがネックです。

カスタマイズ

ADS速度がアサルトライフル並に遅いので、効果の強いクイックはほぼ必須な気がします。それがないと本気で劣化Vesperになってしまうのと、KN-44との差別化のためです。

  • クイック + ラピッドファイア
  • クイック + ラピッドファイア + 拡張マガジン
  • クイック + ラピッドファイア + ロングバレル
  • クイック + 拡張マガジン + ファストマグ

四番目以外は基本近距離向けです。四番目は経戦能力重視で、Vesperと差別化するカスタムです。 特にお勧めなのは2番目と4番目。

クイック + ラピッドファイア

近距離向けのカスタムです。ADSを補って、火力を補強するという分かりやすいスタイル。

VMPのADSは0.25秒と従来までのアサルトライフルと同速なのですが、今現在アサルトライフルの上方修正が掛かり続けており、HVK-30、ICR-1、Sheiva、M8A7はVMPよりADSが速い状態。たった1フレームの差ですし、クイックを付ければその効率差で逆転するのですが、そういう意味でもクイックは割と重要。

クイックを付けるとADS時間が0.1秒になり、更にファストハンド併用で走りからのADSが0.134秒まで短縮されます。それぞれKuda+クイックの2フレーム遅れですが、極端に遅くなければ問題ないので、大分改善されると思います。枠が厳しいVesperとの差別化、サブマシンガンとしての運用を考えるなら必須に近いかもしれません。

VMPは効果幅だけならサブマシンガンで最もラピッドファイアの効果が強い武器です。レート向上8.4%の効果があり、四発キルの距離から1フレームのキルタイム短縮になります。他のサブマシンガンに比べて、ほんのり強い。

BO3 VMP TTK RF

ラピッドファイア無しのサブマシンガン相手になら、Kudaの三発キルにも多少対応できるようになり、Vesperの下位互換では無くなります。ただしVesper相手に確実な有利が取れそうなのは7mから11mまでの間のみで、まだ微妙……。 KN-44に対しては近距離でちょっと有利になりましたが、その差は僅かです。集弾性に差があるので、中距離もそこまで有利ではない印象。

ちなみに他サブマシンガン、KN-44にもラピッドファイアを付けたときは、

BO3 VMP TTK RF2

中距離以遠でちょぴり優位になっているけど、やっぱり2%程度では殆ど差が無かった……。確かに一番ラピッドファイアとの相性が良いんですが、申し訳程度ってことですね。KN-44相手にはラピッドファイア装備同士の方がキルタイム差が小さいですし、できるだけ付けておいた方がいいですが、必須って程ではない印象。

これに拡張マガジン辺りが一番無難な選択という気がします。

+ ロングバレル

ロングバレルは恐らくサブマシンガンの中では最も効果的。他サブマシンガンがもうサブマシンガンのレンジじゃない距離が伸びたり、伸びても距離が短かったりするのに対して、24メートルの5発キル距離が30メートルになるという中々効果的な仕様となっています。ただしマップの構成的に頭出しが狙える距離がアサルトライフルベースに調整されているので、ロングバレルがあったから助かるという場面が本当に少ない。

サブマシンガンの距離から逃げようとする敵に追撃が決まりやすくなるとか、ピョンピョンしていて高低差でレンジ外になってしまうのが防げるとか、その辺りの効果がメインになるので、ロングバレルがあるからと立ち回りを変えるのは悪手です。アサルトライフルの替わりをするにはレンジ不足です。

結局、普段は近距離メインだけど、申し訳程度に遠距離もやれるという感じ。

クイック + 拡張マガジン + ファストマグ

経戦重視の構成です。デフォルトのVMPは劣化Vesperとも言える性能なので、優位性がある経戦能力を重視して差別化していくスタイルです。

同系統の武器としてはWeevilがありますが、Weevilに比べると全体的に火力が高めで、次々敵を捌いていくには優位性があります。Weevilを使う場合に比べてポイントが嵩んでしまうのが欠点ですが、それより実用性が高いです。

まとめ

サブマシンガンというジャンルがBO3のシステムやマップ構成に合致していることもあって、VMPも全体の中では優秀な方です。ただVesperに対しては明らかに劣り、Kudaのような使い勝手の良さも、Pharoのような爆発力も無くて、アピールポイントに欠けます。ただただ無難な武器であり、撃ち合いでもVesperに対する有利レンジが存在するKN-44の方が強いと思います。

この辺りはKN-44やKudaが上方修正されたせいもありますが、現状VMPを使う理由は殆ど無く、個人的には経戦能力を生かして敵を捌く用途にしか使えないんじゃないかと思っていたり。Pharoと同じような使用方法ですが、突破力に劣る反面、フルオートであるという利点があります。多少外してもレートでカバー出来るので、乱戦向きでしょう。