遅い。何もかもが遅い。そんなライトマシンガンGorgon。
基本ステータス
項目 | 数値 |
---|---|
※2/1時点でのものです | |
ダメージ | 50-49 |
射程距離 | 127m |
発射レート | 330RPM (RF: 345RPM) |
キルタイム | 0.181秒-0.363秒 |
ヘッドショット倍率 | 1.1倍 |
装弾数 | 40発 |
ADS | 0.5秒 |
ADS(Sprint to) | 0.55秒 |
Sprint Out | 0.484秒 |
ADS移動速度 | 40% |
ADS移動(射撃時) | 12% |
腰だめ精度 | 7 - 12 |
初期からの変更点は以下の通り
- 反動が僅かに増化
- ADS時間が増加(6F)
- 走りからのADSが増化(9F)
- 走り後の硬直が増化(5F)
- デフォルトFMJが削除
- 装弾数が減少(50→40)
初期は0.4秒だったADS、走りからのADSは強烈にnerfされて今は0.5秒、0.55秒です。前はADSも0.55秒だったのですが、流石にやり過ぎだと判断されたのか、静止時のADSだけは0.05秒改善されています。これによってファストハンドを使うことで走りからのADSも0.5秒にすることができるので、割と重要なbuffでした。現状、ADSと走りからのADSに差があるライトマシンガンはGorgonだけです。
かなり早い段階で大規模な下方修正が入ったのですが、武器の火力は弄られていないので、キルタイムに関してはフルオートの中で最速。ただし、発射レートがフルオートとは思えない遅さなので、一発外したときの影響は大きいです。
ADSはすこぶる遅いですが、同じLMGのBRMやDingoに比べてキルタイムの優位があります。0.2秒を割り込んでいるので、不意を突ければ相手が気がつく前にキル判定を取れるのが強みであり(人間の反応速度の限界)、 この武器の最大の利点です。ロングレンジの強さはかなりのもの。
反面、ADSしていないときに襲われたときの脆さ、突破力の無さは致命的。スナイパーライフル以下なので、素直にセカンダリーを持っておく方が良いです。
カスタマイズ
ADSの遅さが致命的なのでクイックは付けておいた方が無難ですが、特別必要なものも無いんじゃないかと。ちなみにラピッドファイアは地雷。4.4%しか発射レートが伸びず、そしてキルタイムも0.4フレームくらいしか短縮されない。効率で言うならVMPの半分以下である。アタッチメントの候補としては、
- クイック + ストック
- クイック + FMJ
- クイック + サプレッサー
クイックを基本に、ストックかFMJを付けるのが一般的でしょう。Sheivaの二倍の装弾数があるので、経戦能力は割と高い。それでも付けるならファストマグな気がします。
クイック + ストック
無難な選択ですが、アフターバーナー、ブラストサプレッサーのプレイヤーにはストックは不要になる可能性大。ストックを付けていても射撃時に著しく機動力が落ちるので、スラストで動く方が回避能力が明らかに上だからです。それがやりにくい閉所だと、そもそもハンドガンに持ち替える方が良いので、ストックを生かしにくいです。
クイックはADSを速くしますが、効果幅がかなり小さいです。通常0.5秒掛かるADSが0.417秒になりますが、付けていても結局スナイパーライフル以下の速度です。DrakonのADSから3フレーム遅れ、SVG-100からは1フレーム遅れです。パッチで下方修正される前の通常ADSに対しても1フレーム遅れ。無いよりはマシですが、これで突っ込むのは無理があるので、単体では成立しない武器という気がします。
総じて欠点である操縦性を補う構成なので、使いやすさでは一番な気がします。他アタッチメントに関してはプライマリーガンファイターを使ってまで付ける価値がなさそう。
クイック + FMJ
元々はデフォルトでFMJが付いている仕様だったのですが、今は無くなりました。DrakonやP-06ほどではないですが、対空能力はそこそこあるので、FMJも悪くない選択肢。
UAVの撃墜には1.81秒、タロンは0.75秒、レイスは4.5秒掛かります。Drakonの1.5倍の時間が掛かり、ADS時間を含めればもう少し差が付きます。レイスは速めに対処を始めないと攻撃を喰らう可能性が高いです。またH.A.T.Rが射程外になって攻撃が通らないのはDrakonと同じ。装弾数の殆どを使ってしまうというのもDrakonと同じですが、リロード速度の差が随分あります。総合的に見て、使い勝手はDrakonに劣ると言わざるを得ません。
壁抜きは狙える場所が少ないので、気持ち程度。
クイック + サプレッサー
射程が激減して、2発キルの取れる距離が12メートルになってしまいます。ただし、大口径なしでもヘッドショットを一発取れれば、キル必要弾数が減るという珍しい状況。二発ヒットで98ダメージなので味方と行動していれば割と二発キルになることも多いですし、サプ無しの場合でも何故か壁抜き判定になって三発キルになることがちらほらあるので、いざ使ってみると考えていたよりは実用性があった組み合わせ。
ただ、二発キルを取りにくくなるので長所が潰れ気味。サプレッサーは相手の練度次第でなんの役にもたたないので、やっぱり付けない方が無難な気がします。サプレッサーに関しては自分が使われても脅威に感じないので、世間一般より過小評価気味ではありますが、結局乱戦にならないと音の定位で位置バレするので、乱戦向きじゃない武器にサプレッサーは微妙な気がします。
まとめ
とにかく操作性が悪いものの、火力に関しては下方修正を受けていないのでキルタイムは申し分ないです。
フルオートなのにバーストのM8A7並の瞬間火力があって、ADSさえしていれば非常に強い。超射程、高精度なことも合わさって、ロングを押さえる用途には高い適正があります。レートの差で一発外したときの隙が大きい物ものの、近距離でもKN-44に匹敵するキルタイムがあるので自衛能力もある。
反面、著しい下方修正を喰らったADS速度は筆舌に尽くしがたい遅さで、通常のアサルトライフルの倍以上掛かります。同系統の中でもADSが遅いVMPやMan-O-Warはクイックさえ付けておけば、及第点以上の速度になるのですが、こいつだけはクイックを付けてもまだ全武器中最悪の値です。
幸い、スラストジャンプのおかげでなんとかなっていますが、必然的に近距離戦が不安定極まるので、オブジェクトルールだとあまりに使いにくい。動かなくても良いチームデスマッチ向けなんですが、上手い相手は迂闊に射線上に出てこないので、そういうとき動的にポイントを稼げないというのが評価を下げます。結局、キネティックとかヒートウェーブとかの強いスペシャリストをオーバークロックで回す方が強いので、その辺りの制約がこの武器が大成しない理由でしょう。
結局、P-06やDrakonを使う方が遙かに器用に動けるし、ロングにも強いので、PC版だと殆ど見かけない武器になっています。弱いって事は無いんですが、操作性が悪いと嫌われる傾向は強いですから……。
初期のイメージからか一番楽だろと思って残しておいたこいつで結局一番苦労(禿げ上がり)させられました・・・
精度抜群かと思いきやロングとかだと存外小刻みにブレるわ
フルオートなのが逆に扱いづらく移動目標に最低弾数で当てづらいわ
最後まで慣れなかったせいかもしれませんが
sheiva(セミオート)の方が個人的には扱いやすかったですね・・・