仁王 鎖鎌の技について

nioh oogama

蛮族斧プレイ→槍(弱い……)→ポン刀陰陽師→鎖鎌ニンジャ(イマココ)。色々渡り歩いてきたあとでの鎖鎌の考察とか。カメラに向かって槍付き出してくるカエルさん結構好き。

鎖鎌の概要

鎖鎌は宍戸梅軒とかが使ってたらしい武器です(それしか知らん!)。というか、こんな変態武器を誰が思いついたんだろう……。

仁王における鎖鎌は、所謂手数型の武器であり、属性攻撃や状態異常とは相性が良いです。ただ件の状態異常が最初の数体を除いて、ボス妖怪にはまったく効かず、ちょっとはしごを外された気分になります。
そもそも十全に使おうと思うと、属性付加のために陰陽師に戻ってしまうという……。ニンジャェ

一見、素早さ重視の武器に思えますが、実は気力削りメインの重量系 ――かなり斧よりの武器だと思います。気力ダメージが強めで、組み付き(致命)、追い打ちに繋げやすいです。
また全武器の中でも一二を争うレベルで武技が強いです(刃車、藪切)。反面、武技が揃わないとやや苦しいところがあるので、少々大器晩成型になっています。

最大の欠点としては、塚からよさげな鎖鎌が中々出てこないというところでしょうか。なんかスキルスロットが埋まってない鎖鎌しかでないので、結局自分で作るはめに。
あと斧もそうなんですが、追い打ちは出しやすいけども、追い打ちの火力自体は心に振っていない刀にまったく及ばないため、サブに刀を持っておくと良いです。

構えに関して

上段 > 下段 >>> 中段です。基本は上段で、サブ下段という形が良いと思います。中段はかなり弱いので忘れて良いかなぁ。中段下段の限定武技は下段に振りましょう。

上段

最有力の構えです。速攻撃はちょっと出がけが遅いものの、火力が高く、属性ダメを一気に取れます。属性のエンチャント、あるいは毒を塗り塗りしておけば、中ボス系妖怪にもかなり刺さります。後ろを取れば、瞬時に閾値を超えて効力を発揮するレベル。強攻撃は長射程で出が速いので、気力切れしそうな敵が遠くにいたら適当に振ると良いです。

また優秀な専用武技も持っていて、鎖鎌では結構優遇されている構えです。

中段

速攻撃が弱いので、使うなら強攻撃がメインです。あんまり使わなくても良いです。専用の武技もないですし、中段を使う位なら下段で良いです。前半こそ攻撃範囲を活かす機会がありそうですが、刃車が使えるようになる奥伝を取ったら、いよいよ使い道が無くなります。

下段

手数の多さ、攻撃速度の速さが有力な構えです。上段速攻撃が通らないときに、速攻撃を出す用です。上段の武技あぶれをセットするのもそうですが、人型に対して有効な黒かずらを使えるのが魅力。慣れるまではこれで通すのも手です。

屍狂い相手だと、下段で黒蔓(□長押し)を使って、体勢が崩れたところに上段で足払いでダウンが取れます。下段の屍狂いとかだと、上段速攻撃を当てるのは難しいので、総じて屍狂い相手に効果的な構えで、これを使う機会も多いでしょう。

武技に関して

「刃車 (ガード中に□)」が主力中の主力。あとは「藪切 (ガード中に△)」も超重要。どちらも全構え共通で使える武技なので、武技セットのやり方しだいでは後半構えの変更が殆どなくなってしまう一端に。武技の強さがウリなので、武技を強化してくれる守護霊「禍斗」、「唐獅子」あたりをセットすると良いでしょう。

刃車

刃車は中段速攻撃と同等の発生速度でありながら、上段並の火力と気力ダメージを持ちます。また攻撃範囲も広く、技時間も短いので使いどころは非常に多いです。中段速攻撃のほぼ上位互換。
攻撃範囲が広い上に前進しながら出すので、敵に回避されても不利になりにくく、かなり出し得な性質を持ちます。迷ったら振っておけという武技です。

問題は技の取得がやや遅いので、新規プレイで進めているときに、中盤辺りまでは使えないことでしょうか。それまではコンボ攻撃の絡め打ちを早期に出す感じで代用することになると思います。

被っている武技は同じく共通枠の「疾風脚」ですが、攻撃範囲が狭いのが欠点です。技の出は速いものの、使用後の硬直時間が長すぎることもあって、DPSは刃車に比べるとかなり見劣りします。また気力ダメージに関しても、刃車に比べて著しく優れているわけではないのがネック。これで転倒させる位なら、刃車で削った方が速いことが大半。普段使わない中段にセットしておいて、偶に使うくらいで良いと思います。

中、下段専用の旋風風は火力が微妙なので、存在を忘れましょう。攻撃範囲は全方位で広いですが、四方八方を敵に囲まれているとか、もうその時点でミスっているので……。

藪切

予備動作が遅いものの、一端嵌めれば驚異的なDPSを発揮する武技です。ただし射程が短い上に、敵を押しのける性質を持つので、壁で挟むなどしないとクリーンヒットしません。上段速攻撃、下段速攻撃なども共通ですが、攻撃範囲が狭いので等身大の相手には割とスカります。
決まれば強いので、属性ダメージを乗せるなどしてごり押ししたり、妖怪のスタミナ削りに使ったり。一部の敵は一切怯まない攻撃モーションを持つので、そのときに差し込めば一瞬で終わることも。
二刀の水形剣とは非常に似通った技ですが、こちらは気力削りが発生するので、更に強力で扱いやすくなっています。

武器に気力削りのスキルを付けておけば更に効果的。鈍足符と組み合わせると、相手の怯みモーションも遅くなるので、色々とバフを盛ると、ボス相手でもあっという間に方が付きます。

被っている武技は「天鼠狩り」、「足緘(上段専用)」、「紅春(上段専用)」、「滝落とし(中段専用)」。上段は使える技が揃っていて激戦区なんですが、藪切は下段辺りにセットして、足緘を付けておくのが良いでしょう。紅春は上段速攻撃より1割程度ダメージが伸びますが、代わりに発動が上段速攻撃より遅くなります。性質が同じで絶対に外せない速攻撃が存在しているので、そこまで使いません。

滝落としは所謂パリィです。中段はこれセットで良いにしても、問題は元々気力ダメージの強め、実質斧に次いで2番目だと思われる鎖鎌で、パリィを狙うメリットがあるかという所。削りが弱い、上段も弱い刀とはちょっと事情が異なります。刀の場合は、転倒させてからの居合い、追い打ちという計り知れないリターンがありますしね。

奥義に関して

鎌を強化する「織月」、分銅を強化する「流星」の二者択一です。どちらも対応する攻撃を20%程度強化して、気力消費を抑える働きがあります。

刃車、藪切強化のため基本的には織月の採用で良いと思いますが、刀の殺人剣や斧の奥義のように劇的な変化がないので、正味どっちでも良い気はします。ただし、基本は織月です。

立ち回りとか

必然的に忍術、陰陽術を組み込むことになるので、それを込みで。

人型

弱い相手なら、ひたすら刃車を連打しておけば良いです。ガードされても気力ダメージですぐに転倒します。もう疾風脚とか霞む勢いなので、これ一本で雑魚は完封できます。ちょっと強めの個体でも後ろを取って刃車が基本です。

屍狂い相手なら、黒かずらで崩して、足払いで転倒させると良いでしょう。追い打ちで大抵方が付きます。妖怪系、ボスに比べて耐久力が低いので、何だかんだでごり押しするのが一番。

大型

刃車によるヒットアンドウェー。背後から体当たりして、ダメージを取りつつ気力を削ります。速殺できそうもない相手なら、隙を見つつ上段速攻撃か、下段速攻撃を叩き込むと良さそう。事前に状態異常や属性を付加しておけば、ほぼ確実に状態異常や、属性効果を与えられます。

毒による継続ダメはシンプルに強いですが、できたら水か雷の属性を使いたいところ。前者は相手の防御力を下げて、藪切のダメージ向上狙い。後者は動きが遅くなるので、やっぱり藪切が刺さりやすくなります。武器のスキルに付けるなり、エンチャントする陰陽術を取っておきたいところ。

毒はボス妖怪にこそほぼ効きませんが(怨霊鬼だけ?)、中型には中々のダメージソースになります。ちゃんと強化しておくと、継続ダメージが洒落にならない量に。攻撃力が足りない場合などのだめ押しには最適です。

壁に挟めていたり、スーパーアーマー持ちの攻撃モーション中なら、藪切による大ダメージを狙います。落ち着いて後ろに回り込み、ガリガリ削って終わり。手数が多いので、これでも属性、状態異常は取れます。前述のとおり、水や雷と相性が良いです。まぁ藪切狙う場合なら、そのまま終わってしまうケースも多いですが、藪切は元の火力が高いので、割合上昇の掛かるバフと相性が良く、後半の主力技になっています。