ARMSに登場するアームについての概要と、現在のメタ上で活躍しているアームについて。いわゆる、強アームに関しての考察です。
アームのステータス
属性
各アームには属性と、タイプが存在します。例えばスプリングマンの初期アームのトースターと、リボンガールのスパーキーは、同じパンチタイプの属性違いです。
トースターは火属性、スパーキーは雷属性ですが、チャージの特性以外は同じグローブ系に属するため、同じ軌道を描き、同じダメージになります。チャージ状態になると、ダメージ量や命中性、ヒット時の特殊効果で差違が発生します。
| 属性 | 効果 | 評価 |
|---|---|---|
| 無 | 腕の太さ+1 (パンチ巨大化) | A |
| 火 | 追加ダメージ(40程度)、確定ダウン | A |
| 雷 | 感電(アーム破壊) | A |
| 風 | 確定ダウン、吹き飛ばし強化 | C |
| 氷 | 凍結 | B |
| 衝撃 | スタン(硬直小)、 腕の太さ+1 (パンチ巨大化) | A |
| 爆発 | 追加ダメージ(50程度)、確定ダウン、自爆あり | B |
| ブラインド | 視界悪化(ゲッソー)、ゲルゲルのみ | C |
| 雷爆発 (雷) | 感電、追加ダメージ(40)、自爆、チェイサーのみ | B |
優先したい属性は無、衝撃属性です。パンチサイズが巨大化するため、命中率が向上します。現状、回避ゲーの様相を見せており、回避のテクニックを競うゲームと化しています。これら属性はそれへのメタとなっており、ランクが上昇するにあたって段々と重要度が増していきます。
各属性で利点は異なりますが、現在のメタ的に優先度が高いです。氷や雷に関しては、重量系のファイターがメタ上に昇ってこない限り、ランク上層で優先されることは少なくなるでしょう。
アームタイプと重さ
アームタイプ毎に重量系、中量系、軽量系の三つに分かれています。例えばグローブタイプのトースターは中量系、ゲルゲルタイプのゲルゲルは重量系。それぞれがぶつかり合った場合、重い方のアームが打ち勝つという特徴があります。
| 重さ | パンチタイプ |
|---|---|
| 軽量系 |
|
| 中量系 |
|
| 重量系 |
|
軽量の攻撃範囲が優秀で環境適正が高いため、それへのアンチから中量系のアームも比較的使われています。とはいえ中量系は数が多いものの、実用的な選択肢がどうも少ないです。明暗はっきり分かれていて、強さが相当マチマチ。重量系は中量系の強力アーム「プレッシャー」、「バルーン」メタのために使われるに留まっています。
お勧めアーム一覧
メタ的な部分(相性読み)も含んでいます。3種類しか持ち込めないので、確率的に無難な構成を取らざるを得ません。アームは初期アームでは厳しい側面があるので、速めに良いものが当たることをお祈りで。
軽量系
メタの中心です。なにせ効果範囲が広くて当てやすいし、リーチが短いと言うことは戻りも速いと言うことで、隙が小さく手数も多くなります。特にバーティカルは数少ない対空性能を持っているので、ほぼ絶対に持ち込む必要があります。
バーチカル系
同タイプのアームがひとつしか無いのですが、現状だとほぼ必須のアームです。特に軽量系だと唯一の対空装備なので、枠の一つはこれで埋める必要があります。
| 名称 | 属性 | ダメージ |
|---|---|---|
| バーチカル | 火 | 70 - 110 |
対空アームは現状全キャラで必須です。着地狩りなんか狙っていたら、パンチの回転率が下がってラッシュが撃ちにくくなるので、そんなことする位なら、これを使ってごり押しする方が現実的。対空抜きにしても、高いパンチ回転力を持ち、ラッシュ連打に持ち込みやすいです。
また自分がジャンプを多用する場合、これで縦方向のズレを吸収できるので相性が良い。ラッシュのダメージもかなり強烈と、現在のメタでは外す理由が殆ど無い強力なアームです。下手に横に広がらないから、中量級に対して地味に相殺されにくいという利点もあり、相手が対策してこないなら、両腕に装備してゴリ押しすれば勝てます。火力も洒落にならないので、暫くはこれを中心にメタが進むでしょう。
クラッカー系
広範囲に拡散する面を攻めるタイプのアームです。縦や横1方向と違って、目視回避がしにくいという利点があります。ただし、他のアームで代用が利きやすいため、バーチカルに比べて使われない傾向にあります。
| 名称 | 属性 | ダメージ |
|---|---|---|
| ポップスター | 風 | 70 - 110 |
| ギャラクシー | 火 | 70 - 120 |
近接戦には強いため、護身用として採用されるかな……というところ。使うなら火属性のギャラクシーが良いでしょう。環境的に難しい道ですが、ニンジャラで接近戦を多用するならこれを常備しておくと、多少闘いやすくなるかと。あくまでサブ目的なので、片腕に装備するに留まるとは思います。
中量系
軽量系を撃ち落とし、重量系に撃ち負ける特性を持ちます。軽量メタの結果、ある程度は中量系を持ち込むことになるでしょう。
グローブ系
最も同型のアームが多いスタンダード枠ですが、パンチの戻りが速いので隙が小さく、近距離から中距離まで総じて優秀です。バーチカルなどを潰してダメージを与えつつ、それに匹敵するラッシュゲージ回収もできるため、軽量系へのメタ要因も兼任した強力なアームです。
| 名称 | 属性 | ダメージ |
|---|---|---|
| トースター | 炎 | 90 - 130 |
| スパーキー | 雷 | 90 - 90 |
| ブリーザー | 氷 | 90 - 100 |
| プレッシャー | 無 | 90 - 100 |
| バルーン | 無 | 90 - 100 |
5種類ありますが、基本的には無属性のプレッシャーか、バルーンがメイン採用される傾向が強いです。無属性はチャージ時に巨大化するので、回避ゲーへのメタとしても、軽量アームの撃墜率の観点からも強力だからです。プレッシャーとバルーンはどちらも無属性なんですが、プレッシャーには自動誘導が付いているらしいので、最初はプレッシャー優先で良いとは思います。多分、こっちの方が扱いが簡単です。慣れてきたらカーブが大きく取れるバルーンに変えれば良いと思います。
とはいえ素の能力が高いので、どのバリエーションも結構使えます。もうちょっと重量系が増えてくれば、氷や雷の選択肢も出てくるでしょうが、現状だと命中率の方が優先される傾向にあります。
パラソル
完全なる軽量メタのアームで、投射時に当たり判定が増化して、自分より軽いアームを容易に撃ち落とせる特徴があります。
| 名称 | 属性 | ダメージ |
|---|---|---|
| パラソル | 風 | 90 - 100 |
完全なる軽量メタのアームです。軽量系アームに対する能力だけなら、上記のグローブ系を上回りますが、軽量系以外には今一つの効果しか持ちません。例えば同じ中量系でも純粋に手数が多いグローブ系と撃ち合うと競り負けますし、重量系には一方的に潰されやすいだけです。おまけに付加属性が微妙な風属性と、余程の対策を必要としない限りは、汎用性に富んだプレッシャーやバルーンを優先するのが良いでしょう。
基本的には軽量メタの護身用、サブ枠に留まります。
重量系
中量系へのメタ目的で採用されます。要するにメタのメタなんですが、素のステータスが低すぎるものが多く、ガードキャンセルなどに弱い。元々種類が少ないですが、一部の限定的な運用に留まっています。
ハンマー系
軽量メタのための中量をさらにメタる ――中量級撃墜用アームです。
| 名称 | 属性 | ダメージ |
|---|---|---|
| ヘビーハンマー | 衝撃 | 100 - 120 |
重量系の中では比較的速めで、チャージで当たり判定を増やせるのが利点。グローブ系のラッシュゲージ回収戦法が強いので、片腕に装備しておいてカウンターで潰す動きをします。ゲルゲルという選択肢もありますが、基本的には使いやすいハンマーで良いと思います。こっちの方が縦の判定が広いです。
