ちょっと触ってみた感想。なんというか、普通すぎるFPS。大当たりもないし、大ハズレもないしで、流行るかどうかはライバル次第かなぁ。
武器
ちょっと調べてみた感じ、ベースはAWなんでしょうか。それより射程が短くなったり、反動が強くなっていて少しずつ弱くなっている気がします。ベータ段階だと露骨に強い武器が見当たりません。
- M1941(WW2) → AK12(AW)
- STG-44(WW2) → HBRa3(AW)
全体的に発射レートが下がっているので、キルタイムは増加傾向です。
あとBF1もそうでしたが、武器のチョイスが当時の主流武器ではありません。連射できる武器がメインじゃないと一般受けしないという判断なんでしょうが、その性で第二次大戦らしさが失われています。
もうカジュアルFPSでボルトアクションをメインにはしてこないかも。
カスタマイズ要素
BO2から幾度となく採用されてきたPick10はオミットされ、代わりに師団という割と原始的なクラスシステムが導入されました。時代遅れというか、過去作で悪いから外された部分が山盛りになっていて、それが禍しないかと心配です。
カスタマイズ関連はかなり簡素化しています。各師団が武器ジャンルに対する固有の効果を持っているため、遊び方が限られそうな印象。Perkによって装備が変わるというのは、Cod:MWの悪い部分だったと思うのですが、なぜそれを復活させようと思ったのか……。
また師団にはレベルが存在して、それに伴って効果が強くなるというのは、過去に存在したPerk Proと同じものです。本質的にはFPSに存在すべきものではありませんし、今回は1つのPerkがオールインワンの巨大パッケージになっているので、プレステージ毎にリセットだったら繰り返すのもちょっと面倒臭そう。
IWのような運次第アンロックよりはマシですが……(最初、それ位我慢できるかなぁと思っていたんですが無理でした。ライバルのタイタンフォール2が近年のFPSだと最高レベルの傑作だったので、BF1共々50時間越えないコース)。
マップ
Cod:IWに比べれば、ゲームのシステムを考えて作られていると思います。IWは空中ジャンプとウォールランの要素を活かせてない構造+強ポジはないけど攻め側の機動性もないと、起伏がない無味簡素な状態でした。初見殺しが発生しにくいので初心者向けな一方、それ前提の駆け引きや遊び心に欠けます。
WW2は露骨に強ポジが設定されていて、それを崩すポジションも設定されている状態です。方向性としてはBO系等に近いものの、明確なロングが少ないので、機動性を下げた分をカバーする意図が見られます。
スプリントは時間制限が付きましたが、それが大きなマイナスになっていません。動作周りは総じて破綻が見られません。
まとめ
すごく無難なFPSになったなぁという感じです。目新しさが無いことが最大のネックでしょう。FPSとして基本的な部分は押さえているものの、発展性に乏しいです。見た目が地味になったので、一般受けするかもちょっと怪しいところ。
まぁ国内だとSWBF2にシェアを取られるということもないでしょうが、アメリカだとSWBF2の状況次第になりそうな予感。小粒なので、もうちょっと何かを盛り込む必要がありそうな……。
AW以降、ぴょんぴょんのお陰で攻める側のアプローチが多く存在していたのが
地べた走りですごく限られてしまって、手段はあるもののワンパターンになりがちな気がします。
自分としてはBO3やTF2のように積極的に動き回ってゲームを動かせる方が好みだったんですが…