dq11 senya

僧侶職のパーティーメンバーセーニャについて。賢者装備時のヒロイン力がすごく高いのに、デフォルトがモブっぽい性で損をしている気がする……。

僧侶

概要

ドラゴンクエスト11の僧侶枠。おもな役割は味方パーティーの回復と、防御系の補助呪文です。状態異常を防いだり、被ダメを減らしたりと役割は多岐に及びますが、攻撃面はさっぱりです。序盤はオンリーワンの回復役なので非常に重宝しますが、中盤辺りからシルビア、ロウに出番が取られがち。後半は同じく最強の回復呪文「ベホマズン(※)」を覚える主人公に先発を譲るケースが出てきます。

一時的とはいえ、本作で転職する唯一の仲間ですが、その際は攻撃も防御もできる万能の女賢者になるので、非常に強いです。

※ ベホマズン: 味方全員のHPを全回復する呪文

ステータス

dq11 senya lv99

攻撃魔力ゼロで、回復魔力が高いと、姉のベロニカとは真逆の魔法特性を持っています。とはいえバギ系の魔法は回復魔力に依存してダメージが増えるので、攻撃面もある程度こなせます。HPがやや低めであることを除けば極端な欠点も無く、総合的に見てバランスの良いステータスになっています。身の守りも平均的な水準になっているので、盾で補えば耐久力もあります。MPの多さは同じくベホマズンによるMP消耗を押さえられますし、ゾーンれんけい「クロスマダンテ」の威力に繋がります。

問題点としては折角高い回復魔力が、後半に使える呪文ベホマ、ベホマズンによって、重要性が極端に下がることです。

特技と呪文

有力呪文、特技、スキル
名称 タイプ 効果
キラキラポーン 片手杖 1人が悪い効果を受けない
バギムーチョ グループに320%
炎の旋律 竪琴 炎系等のダメージを軽減
氷の旋律 竪琴 氷系等のダメージを軽減
スカラ 呪文 1人の守備力+40%
スクルト 呪文 全体の守備力+20%
マヌーサ 呪文 全体に眩惑効果
(物理攻撃が当たらない)
ベホマ 呪文 1人を全回復
ベホマズン 呪文 全体を全回復
ザオラル 呪文 1人を確実に復活
メガザル 呪文 全体全回復、全体蘇生
(命と引き替え)

スキルパネルで取りたいスキルは少ないです。取り敢えず、状態異常予防のキラキラポーンくらいで、あとはステータス補助がメインになると思います。バギムーチョは最大の攻撃力になるバギ系の魔法ですが、精々雑魚戦で使える位で、ボス相手に唱える余裕があるなら、スカラやスクルトを掛けた方が良いですし、スキルとしては後回しになるかと。場合によっては天使の守り等を優先するかなぁ……(こっちもほぼ使わないですけど)。

基本的には支援魔法のスペシャリストで呪文関連はレベルアップで覚えます。その取得がやや遅いという欠点はあるものの、スキルポイントを消費せずにベホマズンを覚える唯一のメンバーです。単体回復のベホマも両立させやすいのと、MP上限値が多いのとで、長期的な回復役としては主人公より優れいています。でもやっぱりレベル66で取得というのは、ちょっと遅いですけど (普通にやってたら、裏ボスを倒したあとに)。

スカラ、スクルトの防御力向上は事前に受けるダメージを軽減できるため、回復が間に合わない事故を減らせます。序盤から終盤まで使える便利な補助呪文。炎の旋律は比較的受けやすいメラ、ギラ、イオ系等の軽減もできますし、氷の旋律ともどもブレスダメージを軽減できます。

メガザルは切り札的存在で、セーニャを控えにしておいた場合のメリットです。シルビアのレディーファーストから、即座に繋げて倒れているメンバーを3人まで蘇生できます。メガザルは他にも覚える仲間がいますが、セーニャが女性ならでは使い方です。多少装備が雑でも、裏ボス等をごり押しで安定して倒せます。問題はメガザルの取得が遅いので、利用する機会が少ないというベホマズン同様の欠点があることです。

道中と育成

序盤のセーニャは、マヌーサ、スカラ、スクルトと盤面作りに必要な技を色々覚えており、回復以外の仕事が結構多いです。また単体回復のみだと追い付かない場合もあるので、当初は味方にある程度やくそうを持たせておく方が無難。ベロニカとのゾーンれんけい「ラムダの祈り(※1)」も、範囲回復が無い時期ならその代替えとして役に立ちます。

スキルパネルは竪琴系等が使いどころを選ぶので、汎用性の高いキラキラポーン目指して、スティックスキルガンぶりがお勧め。序盤は状態異常耐性を付けにくいため、範囲回復を覚えるのが遅いという欠点を押しても、二人目の回復役として入れる場合が出てきます。とはいえロウに比べて潰しが利かないため、出番が少なくなる傾向は否めません。

賢者として覚醒しているときのセーニャは非常に強力で、ありとあらゆる呪文を網羅しています。バイキルト、ルカニ、ヘナトス、スクルト、マヌーサと多用するだろう補助呪文を一人で兼ね揃え、一部呪文に関しては、やまびこの心得との相性も抜群。表ボスの討伐までは概ね一線級の戦力になります。

裏シナリオに入って早い段階でベロニカとのゾーンれんけい「クロスマダンテ(※2)」を覚えるので、この辺りからは控えに回ることが多くなってきます。ゾーン状態で控えにしておけば、メンバー入れ替えからごり押しでボスを倒せるので便利ですし、やっぱりベホマズンの取得が遅いのがネックとなります。より耐久力のある主人公がベホマズンを覚えるので、ボス戦における先発の回復要員はそっちに取られがちです。MPに余裕があるので、道中の回復役としては適正がありますが、ゾーン維持の関係から、ちょいちょい引っ込める必要が出てきて痛し痒し。またシルビアの手番で控えから出してレディーファーストで行動順を渡し、ベホマズンやザオラル、メガザル等で即座に体勢を立て直せるのですが、ちょっと必要レベルが高すぎて、使う機会が少ないです。

※1 キラキラポーン: 状態異常やデバフを防ぐ
※2 クロスマダンテ: ベロニカとセーニャのMPを全て消費して、その3倍のダメージ

装備関連

ベロニカのように優秀な専用特技を持っているわけでもないので、基本的にはスティック一択に近いです。厳密に言うと、スティック+盾。盾による防御力は替え難い部分もあるので、二刀流は多分要らないです。二刀流にする利点としては回復能力があがることですが、回復魔力のステータスは後半重要度が下がりますし、盾の持つ属性軽減を優先する方が良いです。

最終装備は聖賢シリーズ(セニカ装備)ですが、素材を集める必要がないので手に入れるのが楽です。また杖の方はミニクエスト「まだ見ぬ絶景を求めて」で貰えるファンタスティックか、試練報酬の聖霊王のタクトが候補。前者は能力値が少し控えめですが付随効果がキラキラポーンの自動発動なので、相手によって持ち替えると良さそう。