DQXI-A07-Row

大器晩成型の孫と違って、最終的なキャラ性能に若干の頼りなさを抱えているおじいちゃん。

概要

基礎ステータス

dq11 raw lv99

終始一貫して、魔力系が高く、それ以外が低めです。攻撃魔力、回復魔力ともにNo2で、どっちもできるけど、一番にはなれないというスタイルを守っています。最序盤はセーニャより回復魔力が高いですが、体感できるほどの差は発生しません。

ベロニカに対しては終始、攻撃魔力で下回っていますが、ベロニカより耐久力が高いので、乱打戦になりそうなときでも大丈夫な魔法アタッカーでしょうか。魔力のステータスを活かせる攻撃魔法を覚えてくれないのがネックですが……。

ちなみに格闘家っぽい雰囲気ですが、ステータスはあんまりそれ向きではありません。力の低い分はライガークラッシュの性能で多少補えますが、取れるタイミングがちょっと遅いです。

有力特技、呪文

有力呪文、特技、スキル
名称 タイプ 効果
ライガークラッシュ ツメ 通常攻撃1回を100%として、150% + 100%*2 + 50%*2
おはらい 悟り 呪いを回復
いやしの雨 悟り 味方全体に自動回復を付加
むげんのさとり 悟り 呪文攻撃+50%、呪文回復+50%
ドルマドン 悟り 闇属性で敵一人に600程度
マヒャデドス 悟り 氷属性で敵全体に500程度
グランドクロス 特技 全体に150~300、不死系特攻
ベホマラー 呪文 味方全体をHP70~回復
ベホマ 呪文 味方一人のHPを全回復
フバーハ 呪文 ブレス系のダメージ-25%
ヘナトス 呪文 敵一人の攻撃力-25%
ルカニ 呪文 敵一人の防御-50%
ルカナン 呪文 敵全体の防御-25%
マヌーサ 呪文 敵全体の近接攻撃の命中率激減
ザオリク 呪文 味方一人を確実に蘇生
マホカンタ 呪文 味方一人に呪文反射付加

他のパーティーメンバーと重複している補助技が多いのですが、専用のものとしては「いやしの雨」、「フバーハ」が目立ちます。特に「いやしの雨」は全体回復がない状況だと、擬似的な全体回復として機能するため、ボス戦では初手で使うと安定感が違います。フバーハは取得タイミング遅いきらいはありますが、ブレス系のダメージを軽減できる唯一の存在で、やはりボス戦で使うと安定します。

専用の呪文以外でもベホマラー、ベホイム、ベホマの取得はセーニャより速く、特にベホマラーは回復手段が限られている段階なので、その前後でパーティーの回復能力が大きく向上します。特にシルビアのハッスルダンスを取っていない場合には影響力が極めて高い呪文になります。支援系の魔法も便利なものが揃っていて、イベント取得の全体攻撃特技「グランドクロス」も便利。ボスに雑魚戦にと優秀な行動を網羅します。

一方で、後半になると呪文の貧弱さが目立つようになりますが、「むげんのさとり」を軸に、「ドルマドン」、「マヒャデドス」を撃つ形になると思います。回復技は「ベホマズン」を覚えられないので、むげんのさとり+ベホマラーか、単体回復のベホマ止まりになります。

道中と育成

初期は擬似的な全体回復「いやしの雨」、ルカニ、ヘナトスのおかげでボス戦ではもっぱら活躍します。序盤から中盤に掛けては、バイシオンが使えるシルビアの戦闘力が高いため、それとはスキルが被らないロウは使いやすいです。スクルト系が無い状態ですが、グレイグの加入によって補われるため、中盤辺りまではかなり安定した組み合わせになっています。

中盤スキルリセットができるようになっても、いやしの雨やおはやらいは取っておいた方が良いです。呪いを解除するまともな手段がおはらいしかないですし、何だかんだで悟りスキルを伸ばすのが無難です。速めに武器スキルとの接続区域にある隠しパネルを目指すのが良いと思います。早期にむげんのさとり、ドルマドン、マヒャデドスを取って、火力を出せるようにしないと、ベロニカの再加入等によって活躍するタイミングを失う傾向にあります。

後半、裏シナリオに入って来ると、攻撃呪文ど回復呪文を両方使える代わりの器用貧乏さが目立つようになってきて、呪文の攻撃力が不足するようになってきます。最終技のドルマドン、マヒャドデドスですが、ベロニカの使うイオグランデ、メラガイアーに比べて、ダメージの上限値が低めに設定されているので、今一つダメージが伸びません。

回復としてもベホマズンを覚えられないので、主人公やセーニャに比べて回復能力に劣ります。一応、むげんのさとり+ベホマラーである程度カバー出来るものの、純粋回復では頼りなさが残ります。総じて序盤は万能型で強いけど、最終的には専業型の伸びに付いていけない初速型のキャラクターです。